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俳優のディーン・フジオカさんが6日、東京都内で行われた主演映画「海を駆ける」(深田晃司監督)の公開御礼舞台あいさつに、深田監督と共に参加。フジオカさんをキャスティングした理由について、深田監督は「脚本を書いてから、(主人公のラウの)キャスティングが見つからなくて。何人かからディーンさんを薦められて、グーグル画像検索で見つけて、ラウだと思いました」と秘話を明かし、観客の笑いを誘った。
深田監督の話を聞いたフジオカさんは「グーグルのおかげで『海を駆ける』に参加することができました。グーグルさんありがとうございます」と笑顔で頭を下げ、「僕も毎日グーグルを使っています」と感謝していた。
映画は「淵に立つ」で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞を受賞した深田監督の最新作。インドネシア、スマトラ島北端のバンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見される。片言の日本語やインドネシア語を話すその男は、海で発見されたことからインドネシア語で「海」を意味する「ラウ」と名づけられた。NPO法人で災害復興の仕事をしている貴子(鶴田真由さん)と息子のタカシ(太賀さん)、親戚のサチコ(阿部純子さん)は、記憶喪失ではないかと診断されたラウをしばらく預かり、身元探しを手伝うことに。やがてラウの周辺ではさまざまな不可思議な現象が起こり始め……というストーリー。