あなたにおすすめ
東京国際映画祭:綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖、水原希子、河合優実、菊地凛子も
女優の新木優子さんがヒロインを演じる映画「あのコの、トリコ。」(宮脇亮監督、10月5日)。少女マンガ誌「Sho-Comi」(小学館)で白石ユキさんが連載していたマンガが原作で、コミックスの累計発行部数100万部(電子ダウンロード含む)を突破した人気作だ。恋と夢を追いかける幼なじみの三角関係が描かれ、主人公の頼(より)を吉沢亮さん、頼が幼い頃から思いを寄せる雫を新木さん、頼のライバルで超人気イケメン俳優・昴役を杉野遥亮さんが演じている。新木さんに、タイトルにちなんで「今、トリコになっていること」や休日の過ごし方、生き方などについて聞いた。
「あのコの、トリコ。」は、頼が東京の芸能コースがある高校に転入し、幼いころから好きだった雫と再会。女優という夢に向かって真っすぐに頑張る雫に改めて恋をした頼は、彼女の付き人として現場に同行するようになる。ある日、ランジェリーの広告撮影で昴があるアクシデントで帰ってしまい、降板させられそうになる雫。そこで頼は、昴の代役を引き受けることに。この広告が話題となり、頼と雫、昴の未来を大きく変えていく。
◇ギャップのある男性が好き
今作では新木さんが演じる雫のことを、頼と昴の2人の男性が取り合う。新木さん自身はどちらの男性がタイプかと聞くと、「結構ギャップのある男性が好きなので、どちらかというと頼の方がすごくギャップがあって、魅力的な部分が多いなと感じました。定番だけど、やっぱりキュンとするというか……」と普段メガネをかけた“さえない男子”の頼がメガネを外すと意外とイケメンで頼りがいがある部分に引かれるという。
劇中で雫は超ストレートに愛の告白をされる。新木さんはストレートに告白されるのがいいか、なんとなく好きだという雰囲気を感じられる方がいいかと聞くと、「私はストレートな方がいいですね。分かりづらいと『ん? これって告白?』ってなるのは嫌だなって。ちゃんと告白された、という思い出があった方がいいんじゃないかなと思います」ときっぱりと答えた。
「あのコのトリコ」というタイトルにちなんで、新木さんが今、トリコになっていることは? 「去年から犬を飼い始めまして。飼い始めてからずっとトリコですね。ミニチュアシュナウザーという犬種の男の子なんです」と目を細める。
◇休日は自分で運転してドライブ 行き先は…
休日は「結構アクティブに、ドライブに行ったりして過ごしています」という。自分で運転もするそうで「運転するのが好きなので、リラックスにもなりますね。友達も運転できる子が多いし、交代しながら、海によく行きます。海を見に行ったり、波打ち際で足だけ海に入ったりしますね」と話す。
もし、1カ月などの長い休みがあったら? 「海外に行きたいですね。ハワイに行ったことがなくて、皆さん、すごくすてきっていうから、どんなところか一度行ってみたいです。海や自然もあるし、ちゃんとお買い物ができたりする都会の部分があったりするのがすてきだなと思います」という。海外旅行は「都会よりもリゾート地の方が好きかもしれない。都会はざわざわしていることが多いから、気分転換にはリゾートでのんびりかな」と思いをはせていた。
◇気になるファッションアイテムは…
モデルとしても活躍する新木さんが今、気になるファッションアイテムは「セットアップが今、すごく気になりますね。ジャケットとパンツというセットアップで、インナーを変えるとちょっと自分らしさが出せるかな」と話す。色は「私服は黒が多いので、ちょっと色味のあるものに挑戦したいなと思います。ブラウンとかグレーとか。淡い色など中間色が気になりますね」と語る。
アクセサリーは「シルバーのアクセサリーを今、集めています。ティファニーの『ハードウエア』というシリーズがあるんですけど、そのシリーズのアクセサリーがすごく好きで、少しずつ集めてるんです。アクセサリーを自分で買ったりすると気持ちが上がりますね。夏前にハードウエアのブレスレットを自分へのご褒美的な感じで買ったんです。すごく大人になったなと思いながら……」と笑顔で語る。
◇10年後は「一段階アップした役を演じてみたい」
多忙な日々を過ごす新木さんだが、10年後どうなっていると思うかと想像してもらうと、「35歳? 想像つかない(笑い)。でも15歳にときに20歳を超えたらと想像していたけれど、自分があんまり、変わっていなかったんです。あのころと比べたら成長はもちろんしていると思うけれど、そんなに変わっていなかった。それもいいなと自分では思うので、変に大人になりすぎず、35歳になっても初心を忘れずに、一つ一つの仕事と向き合った結果、今の年齢ではできないような役をいただけていたらいいなと思います」と真摯(しんし)に語る。
例えば「まだやったことがないので、お母さんの役とか、見守る先生役とか。つい先日、ドラマの『チア☆ダン』でコーチをやらせていただいて、結構大人になったなという気持ちになったんです。そこから、担任の先生だったり、そういった一段階アップした役をいただけていたらうれしいなと思います」と話していた。
最後に、女性が60、70代になっても輝き続ける秘訣(ひけつ)があるとしたら?と聞くと「毎日笑っている人って、すごくすてきな年の重ね方をしている方が多いと思います。私もそういう女性でありたいなと思います。笑顔の人を見ているとそう思いますね」とすてきな笑顔で語った。
<プロフィル>
あらき・ゆうこ 1993年12月15日生まれ、東京都出身。2014年からファッション誌「non-no」(集英社)の専属モデルとして活躍。「ゼクシィ」(リクルート)の8代目CMガールにも抜てきされた。主な映画出演作は「聖の青春」(16年)、「僕らのごはんは明日で待ってる」(17年)、「悪と仮面のルール」「劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(共に18年)。ドラマは「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(17年)、「トドメの接吻」(18年)など。8日から放送開始のフジテレビ“月9”ドラマ「SUITS/スーツ」に出演する。