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タレントでモデルの岡田結実さんが、女優の米倉涼子さんや上戸彩さんも輩出した大手芸能事務所のオスカープロモーションの「女優宣言お披露目発表会」で、“女優宣言”をした。バラエティー番組でのトークなどが高評価されており、既にドラマに出演しているが、今後、本格的に女優業を取り組むという。女優として、父であるお笑いコンビ「ますだおかだ」の圭右さんとの共演はあるのか? 岡田さんに意気込みや今後について聞いた。
「女優宣言お披露目発表会」は、同事務所がスター作りの一環として2000~06年、16年に開催してきた。今回は2年ぶりの開催で、岡田さんは、連続ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)に出演している宮本茉由(まゆ)さん、「2018ユニチカマスコットガール」に起用された玉田志織さんと共に“女優宣言”をした。
◇大学入試に向けて受験勉強「頑張ってます」
現在、高校に通っている岡田さんは、進路について「大学受験の勉強は、ヒイヒイ言いながら頑張っています。そして芸能界は一生続けたいと思います。勉強は好きだけど成績が悪いだけ。学ぶことが好きなんです」と語る。希望の学部は「文学部に入りたい。『こんにちは』はどうやってできたのか? その背景は? しっかり勉強したい」と話した。
父の圭右さんとの番組共演について、結実さんは以前「NG」と発言していたが、「ドラマでの共演は?」と聞くと、「父は役者向きではないので、共演はどうなのかなあ。分からないです。ただ私自身、兄(俳優の岡田隆之介さん)と共演するのは気まずいし、父はもっと気まずい……」と率直に答える。それでも「今はまだ、見守っていてほしいというのが大きいですね。まず兄との共演が目標です」と答えていた。
憧れの女優は、初主演のドラマ「静(しずか)おばあちゃんにおまかせ」(テレビ朝日系)で共演した事務所の大先輩の草笛光子さん。岡田さんは「現場のあり方もそうですし、人としても尊敬できます。何より現場の生の演技と、映像を通した演技が違うのです。本当に素晴らしくて、憧れていて、すてきだなと思います」と目を輝かせる。理想の役者像は「笑いを取れる女優さんです。主役を張りたいのもありますが、脇役でも『岡田に任せてみよう』と名前が挙がるようになりたい」と力を込める。
◇体を動かすことが好き 負けず嫌いも原動力に
美容と健康で心がけていることは「『何もしてない』と言うとうそになります。美容・健康では、疲れているときはパックをするし、スチーマーもします」と話すが、「ただ、きれいという感情は、人それぞれで価値観が違うので、私はきれいなものを見るようにしています」と説明する。その上で「私にも感情があり、負けず嫌いな性格もあります。性格の内側にある感情は顔に出ますね」と明かした。
健康面では、ドラマ「ヒモメン」(テレビ朝日系)で共演した川口春奈さんからキックボクシングを教わり、気に入って続けているという。「これがすごく面白くて。私は体を動かすことが好きなんだなと。自分を追い込むのは好きではないのですが、負けたくない気持ちが原動力になっているのかも」と自己分析する。そして「苦しいのですが、そこを超えるとストレス解消になるんです。あきらめなければこんな経験ができ、その快感は大きい。ぜひ無理のない程度にやっていきたい。護身術にもなるので」と話す。
◇ファッションは「自分が着たいものを」
最近気になるファッションアイテムは「帽子が大好き。冬といえばベレー帽をかぶります。大事なのは、流行ではなくても、自分で決めると自分のスタイルが見つかる。『私がこういうファッションに向いている』と思うアイテムを、自分で決めることですね」と話す。
さらに「世間と自分が違うから自分はダメということではない。オシャレであろうとなかろうと、自分が着たいものを着ようとする人はすてきだと思います。私も『これとこれを合わせるの?』と言われることはあります」と明かす。ポイントは、「服を決めるときに、一つのコーデ、感情で選ぶことでしょうか。例えばハッピーなので黄色とか、ヒールを履くとか、ポイントを決めて服を選ぶ方法もあると思います」と。
「いい意味で皆さんの期待を裏切っていきたい。飽きずに私を捕まえておいてください」とメッセージを送る岡田さん。今後、女優としてどう成長していくのか、注目だ。
<プロフィル>
おかだ・ゆい 2000年4月15日生まれ、大阪府出身。2001年に1歳でファッションモデルとして芸能界デビュー。18年放送のドラマ「静(しずか)おばあちゃんにおまかせ」(テレビ朝日系)で初の主演を務めた。父はお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右さん。