「BVLGARI AVRORA AWARDS 2018」のゴールデンカーペットセレモニーに登場したエレナ・アレジ・後藤さん
女優の後藤久美子さんの長女、エレナ・アレジ・後藤さん。昨年9月に女性ファッション誌の表紙で日本のメディアに初登場し、今年、来日して日本での芸能活動を本格的にスタートした。雑誌、テレビ、ファッションショーなどに出演し、映像製作にも取り組んだ2018年の活動を振り返る。
◇テレビデビューは「さんま御殿」 母は教育に「厳しい」?
エレナさんは、1996年11月19日、フランス・アビニョン生まれ。父は、元レーシングドライバーのジャン・アレジさん。2017年10月から、母の久美子さんや米倉涼子さんらが所属する芸能事務所「オスカープロモーション」に所属している。
昨年11月に発売された女性ファッション誌「25ans(ヴァンサンカン)」(ハースト婦人画報社)2018年1月号から、同誌で連載を持つなど、雑誌への出演が多かったエレナさん。今年7月のバラエティー番組「踊る! さんま御殿!!」(日本テレビ系)でテレビデビューした。
この日は「豪華すぎる2世が大集合SP」と題した企画で、同番組のMCを務める明石家さんまさんとは初対面。さんまさんが、エレナさんの豪華な暮らしぶりに驚く場面もあり、母・久美子さんの教育方針を聞かれたエレナさんが「ルールに厳しい」と21歳の女性らしい“不満”を漏らす姿もあった。この出演を皮切りに、いくつかのバラエティー番組に出演し、久美子さんとのエピソードなどを語った。
◇初ランウエーも堂々ウオーキング 「お芝居がやりたい」と女優業への思いも
また、9月には幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward(ガールズアワード) 2018 AUTUMN/WINTER」に初出演し、初めてランウエーを歩いた。人気モデルのマギーさんや、堀田茜さんらとともに客席に手を振ったり、投げキスをしたりしながらさっそうと歩き、堂々とした姿を見せた。
出演後に取材に応じた際には「とても楽しくて、緊張して。いい経験でした」と初ランウエーを楽しんだ様子。「小さいときから、いつもモデルの仕事がしたかった」と振り返りながらも「(今後は)とにかく、お芝居がやりたいので、今はアクションや演技のレッスン中です。(アクションの腕は)まだまだです。ちょっとずつ良くなってきているので頑張ります」と照れ笑いしつつ、女優業への思いを明かした。また、両親が日本での芸能活動に「信頼してくれて、応援してくれています」と笑顔で語った。
10月には母の久美子さんが、19年12月27日公開の「男はつらいよ50 おかえり、寅さん」(仮題、山田洋次監督)で23年ぶりに映画に出演することも明らかになり、エレナさんと女優同士の母娘共演が見られる日が来るかもしれないと話題になった。
◇着物やファッションムービーで“母娘共演” プライベートが分かる連載も
久美子さんとは、8月に発売された着物の雑誌「家庭画報 特選『きものSalon 2018-19 秋冬号』」(世界文化社)でも共演し、そろって華やかな着物姿を見せた。また、11月には、エレナさんが、久美子さんのファッションシューティング風景を撮影したスペシャル映像の予告編が、「25ans」のウェブサイト「25ansオンライン」で公開された。ロンドンの映画学校で撮影技術を習得し、映画監督になることも夢に挙げているエレナさんが、撮影から編集まで手掛けた映像で、久美子さんのクールな表情やほほ笑む姿が収められている。
「25ans」での連載は、今年10月に発売された12月号まで1年に及んだ。エレナさんや家族のプライベートなどをQ&Aを交えて紹介する内容で、父のジャンさん、弟のジュリアーノ・アレジさんとの3ショットや母の久美子さんとの旅の写真、アビニョンの自宅など、さまざまなプライベート写真を掲載した。
また、日常的に行っているワークアウトやスキンケア、12歳の頃から行っているというチャリティー活動、愛してやまないというシチリア料理、ペットの犬のボリスなど多岐にわたって自身の好みや考えなどを語り、エレナさんの素顔を知ることのできる内容となった。連載で「もし映画に出演するなら、どんな役を演じてみたい?」と聞かれると「アクション映画でスパイ・エージェント役を演じてみたいです」と話し、憧れのキャラクターも挙げて夢を語った。
12月に開催された「BVLGARI AVRORA AWARDS(ブルガリ アウローラ アワード) 2018」のゴールデンカーペットセレモニーでは、赤い花の模様が美しいブラックドレスをまとって“セレブ”らしい、エレガントな姿を披露したエレナさん。バラエティー番組でのタレント活動、モデル、映像製作、雑誌での連載と、本格デビューから1年で、さまざまな顔を見せたが、来年はどんな顔、どんな活動を見せてくれるのか、注目したい。