朝ドラへの思いを語った桜田ひよりさん
昨年、「人気女優の登竜門」と呼ばれている女性ファッション誌「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルに起用された女優の桜田ひよりさん(16)。「Seventeen」といえば、榮倉奈々さんや波瑠さん、広瀬すずさん、永野芽郁さんといったNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインを輩出してきたが、桜田さんも以前、「女優として朝ドラのヒロインになるっていう目標がある」と明かしていた。山田洋次監督の国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の50作目「男はつらいよ50 おかえり、寅さん」(仮題、19年公開)への出演も決まるなど、女優として飛躍の時を迎えつつある桜田さんに、話を聞いた。
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◇充実の2018年を経て目標はより明確に
桜田さんは2002年12月19日生まれ、千葉県出身の16歳。子役出身で、14年の連続ドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)のピア美役をはじめ、多数のドラマや映画で活躍。昨年は、ドラマ版に続き、初主演となった映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」が公開され、4月期の連続ドラマ「あなたには帰る家がある」(TBS系)では、中谷美紀さんの娘役で出演。その演技が注目を集めた。
桜田さんは18年について「すごく充実した1年でしたね。『ミスセブンティーン』に選ばれたり、初めて映画とドラマで主演をさせていただいただいたり、17年に引き続いて同じ舞台(『大きな虹のあとで~不動四兄弟~』)に出させてもらったり。自分にとって、新しいことがあった年だったなって思っています」と振り返る。
「ミスセブンティーン」に選ばれ、Seventeenモデルとしてお披露目の場となった昨夏の「Seventeen夏の学園祭2018」では、「憧れのモデルさんは広瀬すずさん。私は女優として朝ドラのヒロインになるっていう目標があるので、広瀬さんのようにすてきな女優さん、モデルさんになれるように頑張っていきたいと思います」と語っていた。
改めて朝ドラヒロインへの思いを聞くと、「18歳ぐらいまでには(実現したい)」と目標を明確にし、「朝ドラは主役が中学生とか高校生ぐらいから40代ぐらいまで演じるから、きっと幅広い年代を演じるには、18、19歳くらいなのかなって思っています」と思いの強さをのぞかせていた。
◇CMヒロインに初挑戦 撮影は「楽しいことだらけでした」
そんな桜田さんは、人気マンガを実写化した映画の続編「東京喰種 トーキョーグール2(仮)」(7月19日公開)で、前作に引き続き笛口雛実(ヒナミ)役で出演することが先日、明らかに。また初めてCMヒロインに起用された森永製菓「inゼリー」の新CM「受験にinゼリー」編の放送が12日スタートした。
CM出演はこれまで多くなかったという桜田さんにとって、今回の撮影は「すごく貴重な体験」になったという。緊張の面持ちで桜舞う大学へ向かう新入学生を演じた桜田さんだが、撮影現場では「難しいことはあまりなくて、楽しいことだらけでした」といい、「自分がCMの世界に入っていけて楽しかったし、桜もきれいでした。最後にナレーションの録音をしたんですけど、いろいろなバージョンを録(と)ってもらって、楽しかったです」と笑顔を見せる。
CMは、目標に向かって努力し、本番で緊張している人や受験生たちを、桜田さんが応援する……という内容になっている。
桜田さん自身は昨年、高校受験を経験。「私は高校の入学試験で『みんなは受かるんじゃないのかな』とかすごい考えて、ドキドキしていたのを覚えています」と思い返し、「緊張するってことは、本気だってことだと思うので、緊張を逆に楽しみに変えてください。強気な姿勢で、自分や今まで勉強したことを信じて、ぶつかっていってほしいと思います!」と今年の受験生に向けてエールを送っていた。
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