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鈴木美穂さんの著書「もしすべてのことに意味があるなら がんがわたしに教えてくれたこと」
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鈴木美穂さんの著書「もしすべてのことに意味があるなら がんがわたしに教えてくれたこと」

鈴木美穂:24歳で乳がん…元・日テレ記者が著書発売 病気との向き合い方、仕事、結婚をつづる

 24歳で乳がんと告知された元日本テレビ記者・キャスターの鈴木美穂さんが、自らのがん経験をつづった著書「もしすべてのことに意味があるなら がんがわたしに教えてくれたこと」(ダイヤモンド社)が、28日に発売される。鈴木さんが、自らのがん経験や人生をひもとき、病気との向き合い方、仕事、結婚、夢について初めてつづっている。

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 鈴木さんは、1983年、東京都生まれ。2006年、慶應義塾大学法学部卒業後、18年まで日本テレビに在籍。報道局社会部や政治部の記者、「スッキリ」「情報ライブ ミヤネ屋」のニュースコーナーのデスク兼キャスターなどを歴任した。

 同局で記者として活躍していた08年、進行した乳がんが発覚。8カ月間休職して手術、抗がん剤治療、放射線治療など、「標準治療のフルコース」を経験。復職後の09年、若年性がん患者団体「STAND UP!!」を発足させた。

 闘病生活の中、何度も「なんで自分だけが」と心が折れそうになった鈴木さんだが、自分だからこそ伝えられることがあるはずと、自身のがん経験をもとにドキュメンタリー番組「Cancer Gift~がんって、不幸ですか?」を制作。「日本医学ジャーナリスト協会賞 2017 映像部門優秀賞」を受賞した。

 また、がんになった人やその家族、友人など、がんに影響を受けたすべての人が利用できる英国生まれの相談支援施設「マギーズセンター」の存在を知り、16年には、東京・豊洲にがん患者や家族が無料で訪れ相談できる「マギーズ東京」をオープン。19年1月までに約1万4000人以上の患者や家族が訪問し、「マギーズ東京」で「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017 チーム賞」を受賞した。

 「もしすべてのことに意味があるなら がんがわたしに教えてくれたこと」では、日々の中から得た学びや気づき、鈴木さん自身が「ただ泣くことしかできなかったあの日の私に伝えたいこと」をつづっている。四六判304ページ、1300円(税抜き)。

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