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今週シネマ:15、16日公開の映画 「君は月夜に光り輝く」「えいがのおそ松さん」「プリキュア」新作劇場版、「キャプテン・マーベル」「まく子」…話題作が続々

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。15日には、女優の永野芽郁さんと人気グループ「DISH//」の北村匠海さんのダブル主演作「君は月夜に光り輝く」(月川翔監督)、人気テレビアニメ「おそ松さん」の完全新作劇場版「えいがのおそ松さん」(藤田陽一監督)、米マーベル・スタジオの最新作「キャプテン・マーベル」(アンナ・ボーデン監督、ライアン・フレック監督)、直木賞作家・西加奈子さんの同名小説を映画化した「まく子」(鶴岡慧子監督)が公開。16日には、人気アニメ「プリキュア」シリーズの新作劇場版「映画 プリキュアミラクルユニバース」(貝澤幸男監督)が公開される。

 「君は月夜に光り輝く」は、第23回電撃小説大賞を受賞した佐野徹夜さんの小説を、「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」(2017年)、「響-HIBIKI-」(18年)などで知られる月川監督が映画化。不治の病に侵されたヒロイン・渡良瀬まみず(永野さん)と、彼女の願いを「代行体験」する青年・岡田卓也(北村さん)が絆を深めていくラブストーリーが描かれる。ファンタジックな要素を多分に含んだ内容ながら、生きるということ、人を思うということについて、改めて考えさせられる作品だ。

 「おそ松さん」は、赤塚不二夫さんの名作マンガ「おそ松くん」が原作。テレビ版は、予測不能なギャグなどが女性アニメファンを中心に人気を集めた。今回の劇場版のキーワードは「思い出」。高校の同窓会に出た六つ子は、ちゃんとした大人に成長して社会人として活躍する同級生と再会。対照的にさえない自分たちの現実に打ちのめされ、やけ酒をあおり、眠ってしまう。目が覚ました六つ子は、部屋の異変に気付き、街に出る。過去の世界ではないかと疑い始めた矢先、デカパンから「6人の中に、この時代に大きな後悔を残している人物がいる」と告げられる。真実を確かめるため、18歳の自分たちに会いに行く……という展開。高校時代の六つ子たちの姿が衝撃的だ。

 「映画 プリキュアミラクルユニバース」は、同シリーズの劇場版で来場者にプレゼントされるミラクルライトにスポットを当てた物語で、ミラクルライトの秘密に迫る。放送中のシリーズ第16弾「スター☆トゥインクルプリキュア」と1月に最終回を迎えた第15弾「HUGっと!プリキュア」、17~18年放送の第14弾「キラキラ☆プリキュアアラモード」のプリキュアが集結。プリキュアたちが、惑星ミラクルのミラクルライトの見習い職人・ピトンと出会い、ミラクルライトの秘密を探す宇宙の旅に出発する……というストーリー。

 「キャプテン・マーベル」は、最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」結成前の1995年が舞台。空から降ってきた謎の女性キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソンさん)が、国際平和組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」のエージェント、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソンさん)とタッグを組み、失った記憶の謎に迫り、その秘密を手に入れようとするさまざまな勢力との攻防がサスペンスフルに展開する。「フォトンブラスト」という最強のパワーを駆使し、打ちのめされても何度でも立ち上がる最強ヒーローの姿に元気をもらえる作品だ。

 「まく子」は、大人になりたくない少年が不思議な少女と出会って成長する姿と、ある奇跡を描いた物語。「真夏の方程式」(13年)で恭平役を演じた山崎光さんが映画初主演を果たした。思春期のもやもやをみずみずしく演じ切っている。浮気性の父親にふんした草なぎ剛さんとの不器用なやりとりが、印象に残る。

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