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注目映画紹介:「バンブルビー」「トランスフォーマー」シリーズ最新作 人気キャラが新境地を開拓

 映画「トランスフォーマー」シリーズの最新作「バンブルビー」(トラビス・ナイト監督)が、22日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。2007年公開の第1作から、シリーズを通して人気のあったキャラクター、バンブルビーを主役に据え、ますますファンを増やしそうだ。

 1987年の米カリフォルニア州の田舎町。最愛の父を亡くしたチャーリー(ヘイリー・スタインフェルドさん)は、ある日、廃品置き場で廃車寸前の黄色い車を見つける。修理して動くようになった車で帰宅すると、それが突然トランスフォーム(変形)し立ち上がり……というストーリー。

「トランスフォーマー」で、バンブルビーがシャイア・ラブーフさん演じる主人公サム・ウィトウィッキーと出会う前の話で、「エピソード・ゼロ」に当たる。バンブルビーが、なぜ声を失ったかも明かされる。

 日本語吹替え版では、チャーリーの声を女優の土屋太鳳さんが担当。俳優の志尊淳さんが、チャーリーの家の近所に住む青年メモ(ジョージ・レンデボーグ・Jr.さん)の声を担当する。

 これまで、やんちゃでちょっとドジの印象だったバンブルビーだが、自分より半分以下の背丈のチャーリーにおびえたり、犬と見つめあったりと繊細な一面を見せ、新境地を開拓している。チャーリーの合図で物陰に隠れたものの、巨体が丸見えなのには噴き出してしまった。

一方で、満身創痍(そうい)になりながらチャーリーをピンチから救ったり、敵に立ち向かったりする姿に胸が熱くなった。バンブルビーを追って地球にやって来た敵の組織「ディセプティコン」のメンバー、シャッターとドロップキックとのバトルにも大いに興奮させられた。

 監督は、米アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(16年)のナイトさん。バンブルビーの表情や仕草に温もりを感じられるのもうなずける。シリーズ1作目へのつながりも無理がなく、これまでシリーズを見ていない人にも楽しめるはずだ。(りんたいこ/フリーライター) 

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