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俳優の瀬戸康史さんが16日、東京・渋谷のNHKで行われた同局の連続ドラマ「デジタル・タトゥー」の試写会後に会見。「YouTuber(ユーチューバー)」役に挑戦した瀬戸さんは、役作りのため「たくさんのユーチューバーの方を見させていただいた」といい、「(動画を)見ている年齢層はかなり若い。その人たちに合わせたテンションっていうのは、どの方も共通していたので、普段は僕、どちらかというと落ち着いたタイプの人間だと思うんですけど、かなりのテンションでやりました」と振り返った。
ドラマは、インターネット上での誹謗(ひぼう)中傷や個人情報の拡散など、匿名性に隠れた悪意によって完全に消えることのない傷を刺青(いれずみ、タトゥー)に例えた「デジタル・タトゥー」がテーマ。ネットには全く疎い50代の「ヤメ検弁護士」の岩井堅太郎(高橋克実さん)と、動画サイトで荒稼ぎする20代のユーチューバーのタイガ(瀬戸さん)がバディーを組み、デジタル・タトゥーに苦しむ人々と向き合い、救い出す姿を描くサスペンスだ。
劇中では、瀬戸さん演じるユーチューバー・タイガがネット上で素性が特定されてしまい、命の危機にさらされるシーンや、女子高生の制服から通っている学校を特定するシーンもあり、瀬戸さんは「あるソフトの操作さえ知っていれば、特定できてしまうのは怖い。それは犯罪につながるかもしれないですし、そういうところはめちゃくちゃ怖い」と語っていた。
連続ドラマ「デジタル・タトゥー」は、NHK総合で5月18日から毎週土曜午後9時に放送される。