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柴咲コウさん 2021年に40歳「40代で、もうひと花咲かせたい」

「連続ドラマW 坂の途中の家」に主演した柴咲コウさん

「連続ドラマW 坂の途中の家」に主演した柴咲コウさん

 女優の柴咲コウさんが主演するドラマ「連続ドラマW 坂の途中の家」が、27日からWOWOWでスタートする。今作で柴咲さんは、乳児虐待死事件の補充裁判員に選ばれた、3歳の娘を持つ母・山咲里沙子を演じる。2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」以来の主演作となる柴咲さんに、休日の過ごし方や現在の自身を取り巻く状況について思うこと、さらに今後の展望などを聞いた。

 ◇初めての台湾に大満足

 18年に立ち上げたアパレルブランド「MES VACANCES(ミヴァコンス)」には「私の休日」という意味がある。柴咲さん自身、休日は、「外にアクティブに出かけるときもあれば、ずっと家にこもってひたすら掃除をし続けているというパターンもありまして、さまざまです」だというが、「最近はストレス解消が掃除なので、家の掃除をしていることが主ですね」と明かす。

 最近の遠出は、中華圏における旧正月「春節」(19年は2月5日)のころに訪れた台湾。台湾にしたのは「仕事」という理由もあったが、「意外や意外、私は台湾料理とか中国料理とか大好きなんですけど、行ったことがなかった」から。実際に訪れ、「本場のソウルフードもいただいたし、マッサージにも行けたし、いろいろ体験できて、すごくよかったです」と大満足した様子。そして、「ですから、ちょっとでもまとまった休みがあると、やっぱり外に出た方が、いろいろな刺激があっていいなと思います」と自身の体験を通して語る。

 ◇時代の移り変わりの速さに…

 1998年に芸能界デビューをして以来、これまでさまざまな作品に出演してきた。その中で最近強く感じているのは、時代の変遷のすさまじいスピードだ。今回のドラマは、柴咲さんが「おんな城主 直虎」以来の主演作。自身は、「ついこの間、(直虎を)1年以上演じたし……という感覚で、ちょっと休んで英気を養ってから次の作品に臨もうと思っていた」ところ、周囲からは「久しぶり」と言われ、「世間ではそういう印象なんだ」と気づかされたという。

 時代の移り変わりは、同時に、過去に柴咲さんが演じてきた役を知らない人が増えていることを意味する。これまで、「顔つきでいうと、凛(りん)としたとか、強気なとか、意志のしっかりした役が多かった」と感じている柴咲さんにとって、今回の里沙子は「反するような、自分の意見や主張がそれほど強くない、割と内向的なキャラクターの役だったので、自分的にも新鮮でした」と振り返る。

 18年はまた、芸能活動20周年だった。10年先の展望を聞くと、「私は、長期的な目標がなく20年やってきてしまったんですけれど、今は本当にいろいろなものの点と点がつながって、収束してきているなという感じがしています」とした上で、「じゃあ、今後これをどうしていきたいんだろうと考えたときに、まず、40代で、『もうひと花、咲かせたい』という思いがあります(笑い)。それはやっぱり、40代でしかできない、20代では到底できなかった役柄がいろいろあるなと思って。自分自身も、若いときより年を重ねる方がすごく楽しいですし、そういうものを共有できるような、役なのか、物語なのか、作品なのか、物作りなのかは分かりませんが、とにかくそういうことをしていきたいと思っています」と意欲を見せる。

 ◇輝き続けるためには「鍛錬」が必要

 女性が年齢を重ねても輝き続けられる秘訣(ひけつ)を尋ねると、「やっぱり人間って、特に女性は、相対的な生き物というか、人と比較して自分はどこにいるのかと考えがちじゃないですか。たぶん今回のドラマもそうなんですけど、それで苦しいんですよ。だからそれを少し置き去りにできると、ずっと気が楽になったりするし、自分のよさというものも見つけられるような気がします」と真摯(しんし)に語る。

 「それは人と比べないということ?」と水を向けると、「難しいんですけどね」と言ったあとで、「日本独自の美の基準ってありますよね。目はやっぱり大きい方がいいとか、鼻はできるだけ高い方がいいとか。でも、海外の人からすると、全部、正反対のほうが可愛いという人もいるんですよ。むしろ大きい鼻は嫌だという西洋人もいるし。ないものねだりだなと思いつつ、でも、そういう美醜というよりも、やっぱりどんな人でもその人から出るオーラだと思うんです」と言い切る。

 そして、「すてきなオーラを放っていると、必然的に人が集まって来るし、いい話が転がってくるものです。ですから、上辺だけではなくて本質的に自分をそういうふうに思えるかということだと思うんです。それはもう、鍛錬のようなものでもあるのかなと思いますね」と締めくくった。

 ドラマは、直木賞作家の角田光代さんの小説(朝日文庫)の映像化。夫と3歳の娘と平穏な日々を送っていた主婦の山咲里沙子(柴咲さん)は、生後8カ月の娘を虐待死させた女性・安藤水穂(水野美紀さん)の裁判の「補充裁判員」に選ばれる。子を持つ同じ母として、被告人の水穂に嫌悪感を抱く里沙子だったが、公判を重ねるにつれ、徐々に水穂に自分を重ねていくことになる……というストーリー。里沙子の夫を田辺誠一さんが演じるほか伊藤歩さん、高畑淳子さん、風吹ジュンさんらが出演する。27日からWOWOWプライムで毎週土曜午後10時に放送。全6話で第1話は無料放送。

 <プロフィル>

 しばざき・こう 1981年8月5日生まれ、東京都出身。1998年に芸能界デビューして以降、数々の映画やドラマで活躍。2017年にはNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で主人公の井伊直虎を演じる。主な近年の映画作品には「信長協奏曲」(16年)、「ねことじいちゃん」(18年)。待機作として「燃えよ剣」(20年)がある。歌手としても活躍する一方で、16年にはアパレル、食品、エンターテインメントの3事業を展開する「レトロワグラース」社を設立。18年にはファッションブランド「ミヴァコンス(MES VACANCES)」(https://mesvacances.jp/)を立ち上げるなど企業家としても活動している。18年、環境省の環境特別広報大使に任命された。

 (取材・文・撮影/りんたいこ)

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