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舞台「メアリ・スチュアート」で主演を務める長谷川京子さん
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舞台「メアリ・スチュアート」で主演を務める長谷川京子さん

長谷川京子:初主演舞台で孤高の女王メアリ・スチュアートに 「肩肘張らず素直な気持ちで」

 女優の長谷川京子さんが、来年新春に上演される舞台「メアリ・スチュアート」で舞台初主演し、“孤高の女王”とも言われるスコットランド女王のメアリ・スチュアートを演じる。長谷川さんは「決して肩肘張らずに、40代だからこそできる女王役に素直な気持ちで取り組もうと思っています」と意気込んでいる。長谷川さんが舞台に出演するのは9年ぶりとなる。

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 自身の役柄について長谷川さんは「日本には存在しない『女王』役ですが、関連した映画を見て、その世界観にとても興味と関心があります」と話し「時代が変わり場所も違えども、一人の人間としてのあり方やプライドは変わらないと思っていますので、この重たい役をやれる精神状態を今から作っていくつもりです」とコメント。

 演出を手がける森新太郎さんから「女王という役柄上、細々と動かず、堂々と立っていられる筋肉はつけておいてほしい」とアドバイスを受けたといい「肉体だけではなく、いろいろなことに対応できる筋肉だと理解し、精神的にもテンションをあげて稽古(けいこ)に臨む覚悟です」と力強く語っている。

 森さんは長谷川さんを起用した理由について「悲劇の女王として魔性の女として、今なお唯一無二の輝きを放ち続けるメアリ・スチュアート。この大役を長谷川さんに託した理由は二つあります。まずは理屈抜きで美しいこと。それと自分の生き方を貫ける芯の強さを持ち合わせていること」とコメント。初対面の際には「思い描いていたメアリそのものだった」といい、「それを率直にお伝えしたところ『私、そうですかね?』と不思議そうな顔をされて。その無自覚なところがさらにメアリらしい」と話している。

 舞台は、メアリと、イングランド女王のエリザベス1世の対立を縦軸に、2人の間を奔走する青年や策略家ら男たちの駆け引きを横軸に展開する。処刑が迫るメアリは己の正当性を訴え、エリザベス1世はその処刑を決行するか否かと心乱れる。またメアリを救いたいと願う男たちは、メアリをエリザベスに合わせようとする……と展開する。2020年1~2月に世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)で上演される。

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