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映画「蜜蜂と遠雷」に栄伝亜夜役で主演した松岡茉優さん
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映画「蜜蜂と遠雷」に栄伝亜夜役で主演した松岡茉優さん

彼女がキレイな理由:松岡茉優さん 女性が輝く秘訣は「自分の心にうそをつかないこと」

 公開中の映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)で再起をかけてコンクールに挑むピアニスト、栄伝亜夜(えいでん・あや)を演じている女優の松岡茉優さん。ドラマに出演するかたわら、2018年には「blank13」「ちはやふる-結び-」「万引き家族」、2019年には声優を務めた「バースデー・ワンダーランド」が公開されるなど忙しい毎日を送っている。そんな松岡さんに、健康のために心掛けていることや休日の過ごし方、また、美しさを保つ秘訣(ひけつ)を聞いた。

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 ◇野菜のゆで汁を活用

 松岡さんは仕事柄、生活はどうしても不規則になりがちで、そこに忙しさも加わり、体調を崩すことが多かったという。しかしここ1、2年は「三食きちんととる」ことや、それまでも心掛けていた、「肉と野菜をバランスよく食べること」を一層強化した。「今日1日、野菜が少なかったなと思ったら、夜は、野菜どっさりのおみそ汁にする」など「食生活を改善」させたことで、「体調をほとんど崩さずに頑張れています」と話す。

 食事は「ほとんど自炊」だといい、家に友人を招いて急ごしらえするとき、いつも作るのは、「きゅうりの浅漬け」と「卵焼き」。この二つは、「たぶん、生涯作った中で、ナンバー1、2を争うほど作っていると思います。パパッと早く作れます」と胸を張る。

 また、だしをとることで塩分控えめの料理を作るようにしているが、最近はそこに、「野菜のゆで汁」が加わった。「野菜のゆで汁をとっておいて、それをカレーやおみそ汁に使うだけで味に深みが出るんです。ゆで汁って、濁っているから捨ててしまいがちですけど、野菜から出るものだから汚くないし、おいしいし、栄養もあるんですよね。昨日も、サラダ用のキャベツとモヤシのゆで汁を、そのままカレーにしたんです。味が全然違いました。おいしかったです」と笑顔で語る。

 ◇休日は自宅でのんびり派?

 運動では、ピラティスを2年ぐらい続けている。週に一度が理想だが、忙しいため、「たいてい月に2回くらいですね」とちょっぴり残念そう。

 休日は「寝ると決めた日は、夜の8時くらいまで寝ています(笑い)。でも、起きると決めた日は、お昼前くらいに起きて、マンガを読んだり、アニメやドラマなどを見たりすることが多い」という。

 長い休みがとれたら、「どこかへ旅行したいところですけど、毎日何をしようと考えて、好きなことをしてのんびり過ごすのもいいですね」と話す。10連休が話題になった今年のゴールデンウイークは、家で、録(と)りだめてあったドラマを見たり、掃除をしたりして過ごしたそうだ。ちなみにこのインタビューを行った夏にはまっていたのはNetflixのドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」。そのサードシーズンの最後の2話は、「最高の環境で見たいから」と、「大切にとってある(笑い)」ということだった。

 ◇10年後は…

 そんな松岡さんも、10年後は34歳。「人として、生活者として、成長できていたらいいですね。そして、穏やかに過ごしていられたらいいなと思います」と語る。仕事の面では「責任のある仕事を、軽やかにできる人になっていたいです」という答えが返ってきた。その上で、「特に今回は、大きな作品の主演で、しかも、大好きな恩田(陸)先生の原作でという、とてもプレッシャーのかかるお仕事で、あまり余裕がなかったので、そういう仕事でも軽やかに、スムーズに気持ちが動くような人になっていたいです」と前を向く。

 年齢を重ねても女性が輝き続ける秘訣があるとしたら?と尋ねると、「年上の方は、私以上の経験をされているので、自分と同年代の方にしかアドバイスできませんが……」と前置きした上で、「もし伝えるとしたら、私は、自分の心にうそをつかないようになってから、だいぶ楽になりました。無理をして何かをやったり、愛想笑いしたりするのではなく、自分のやりたいことを素直にやる。それから、私は長女なので甘え下手というか、人に頼るのが結構苦手で全部自分でやっちゃう方なのですが、でも、ちょっとごめんなさい、これお願いしますと、そういうふうに他人を頼るととても楽なのだなということは、ここ最近の気づきですね」と、自身の経験を踏まえながら答えた。

 映画は、国際ピアノコンクールに集まった4人の若き天才ピアニストたちの戦いと成長を描いている。母の死をきっかけに表舞台から姿を消していたが、再起をかけコンクールに挑む元神童の栄伝亜夜(松岡さん)。年齢制限ギリギリで出場するサラリーマン奏者の高島明石(松坂桃李さん)。名門ジュリアード音楽院に在籍し、人気と実力を兼ね備えたマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィンさん)。そして、正規の音楽教育を受けていないながらも、今は亡き“ピアノの神”が遺(のこ)した異端児、風間塵(鈴鹿央士さん)。それぞれの思いを懸け、天才たちの戦いの幕が切って落とされる……というストーリー。

 <プロフィル>

 まつおか・まゆ 1995年2月16日生まれ、東京都出身。2008年、子供番組「おはスタ」(テレビ東京系)でおはガールとして本格デビュー。近年の映画出演作に「ちはやふる」3部作(2016年、2018年)、「勝手にふるえてろ」(2017年)、「blank13」「万引き家族」(共に2018年)など。公開待機作に「ひとよ」(11月8日公開)がある。

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