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映画「“隠れビッチ”やってました。」の一場面 (C)2019『“隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ/光文社
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注目映画紹介:「“隠れビッチ”やってました。」佐久間由衣が映画初主演 愛され欲求の強い女性の心の傷をあぶり出す

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 モデルで女優の佐久間由衣さんの初主演映画「“隠れビッチ”やってました。」(三木康一郎監督)が、12月6日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開される。原作は、あらいぴろよさんの体験を基にした同名エッセーマンガ。清楚(せいそ)な見た目を武器に、男心をもてあそぶ女性の、隠された心の傷をあぶり出す恋愛ストーリーだ。森山未來さん、村上虹郎さん、大後寿々花さんら実力派キャストが出演している。

 荒井ひろみ(佐久間さん)は、26歳の独身。清純派を装って思わせぶりなそぶりを見せた後に振るという恋愛を繰り返してきた。シェアハウスの仲間、コジ(村上さん)と彩(大後さん)は、あきれて“隠れビッチ”と名付ける。

 そんな彼女の前に、気になる男性、安藤(小関裕太さん)が現れるが、負け試合に終わる。やけ酒で酔いつぶれたひろみを、同じ職場の三沢(森山さん)が介抱し……。

 NHK連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロインの友人役で存在感を見せた佐久間さんが、愛され欲求の強過ぎる女性、という役柄に体当たりしている。ひろみの成長に影響を与える三沢役の森山さんが、彼女との関係に右往左往する普通の男性をリアルに演じている。シェアハウスの仲間でバイセクシャルのコジを演じる村上さんも強烈な印象を残している。

 男の人を次々に振っては、デートを繰り返す。そんなひろみがシェアハウスで自分をさらけ出しているときの顔と、男性の前での顔のギャップが、面白く映し出される。その後、三沢の登場がストーリーの転機となり、ここから、ひろみは自分の過去と向き合うことになる。恋愛ゲームの作品かと思いきや、いつしか、愛し方も愛され方も知らずに育った女性の物語になっていく。

 愛されたい、相手にこうしてほしいという誰もが持っている欲求が激し過ぎるひろみだが、エキセントリックな言動の裏を知る頃には、ひろみと三沢の行く末を静かに見守り、2人を応援したくなる。

 「旅猫リポート」(2018年)などの三木監督が、佐久間さんに質問を投げながら厳しく演出したという。佐久間さんは、ひろみの子供時代を演じる子役の撮影現場を見学し、ヒロインの過去を大事にしながら演じ切った。主題歌は、kitriの「さよなら、涙目」。(キョーコ/フリーライター)

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