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後藤久美子:吉岡秀隆がキスシーンの裏側語る 「監督が僕の背中を…」

 女優の後藤久美子さんが12月19日、東京都内で行われた映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」(山田洋次監督、27日公開)のプレミア試写会で行われた舞台あいさつに共演者らと登場。吉岡秀隆さんが、後藤さんとのキスシーンについて「キスをしている時、後ろで監督が僕の背中を支えてくれていたんです」と明かした。

 吉岡さんは「おそらく、僕は及び腰になっていたんでしょう。監督がすっと支えてくださった。あの時の監督の大きな手の温もりは一生忘れません」と冗談っぽく告白。後藤さんは「リハーサルを3、4回終えた後に、吉岡さんがボソッと『監督が後ろから押すんだよ』って話してきたんです。(監督の)力が強いから、ぐいぐい押されて大変なんだって。真面目なシーンなんですけど」と苦笑しつつ、内幕を明かし、笑いを誘った。

 イベントには倍賞千恵子さん、前田吟さん、池脇千鶴さん、桜田ひよりさん、夏木マリさん、山田監督らも登場した。

 「男はつらいよ」は、渥美清さんが演じる「フーテンの寅」こと車寅次郎が主人公の人情喜劇で、1969年8月の第1作の公開から2019年で50周年を迎えた。今作は1997年公開の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別編」以来、22年ぶりの新作で、これまでの作品を織り交ぜて製作された。

 今作の物語は諏訪満男(吉岡さん)の妻の七回忌の法要から始まる。小説家になった満男がサイン会を行っていると、その列に初恋の人でかつて結婚を約束した及川泉(後藤さん)の姿があり、ぼうぜんとなる……という展開。

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