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夏帆:妻夫木聡とのラブシーンは記憶曖昧「正直あまり覚えていない」

 女優の夏帆さんが2月10日、東京都内で行われた映画「Red」(三島有紀子監督、2月21日公開)女性限定試写会のトークショーに出席。妻夫木聡さんとのラブシーンについて夏帆さんは、「いっぱいいっぱいだったのでカメラが近いとか考えている余裕がなかったですね。正直あまり覚えていない、無我夢中。目の前にあることで精いっぱいだった」と記憶が曖昧だったことを明かした。

 妻夫木さんは同シーンについて「極力メインスタッフさんだけの撮影にしてもらったけど、僕らでも掴めない何かがあって(監督と)3人でやってみないですかと言って何度かやった」と告白。リテークを重ねた中で「試行錯誤した中で本番で出た何かがあった。感動的でしたね、役として間近で塔子(夏帆さんの役名)の魂の叫びが見えたらいいなと思っていたので」と手応えを感じていた。すると三島監督も「2人の表情をつぶさに追いかけたくってカメラを近づけて撮った。なんて神々しいコミュニケーションが撮れたんだろうと思った」と2人の熱演に拍手を送っていた。

 この日は会場に約120人の女性を招いて公開前の映画を上映。また恋愛映画とあって、ファンから3人に恋愛相談するコーナーも設けられた。「どんな時に好きな人を好きだと感じるか?」との問いに対し、夏帆さんは「一緒にいないときに無意識に考えてしまって『あ、私好きなのかもしれない』って思いますね」と回答。一方、妻夫木さんは「感性があう瞬間に好きだなと思う」といい、「つい最近、妻と『はじめてのおつかい』を見ていて僕は号泣したんです。隣を見たら妻も号泣していた。その時に好きだなって思いましたね。笑いの沸点とか、そういうのが似ているかもしれない」とのろけた。

 映画は、直木賞作家の島本理生さんの同名小説が原作。誰もがうらやむ夫に可愛い娘、“何も問題のない生活”を過ごしていたはずだった、村主塔子(夏帆さん)。ある日、かつて愛した男・鞍田秋彦(妻夫木さん)に10年ぶりに再会し、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちは、鞍田によってほどかれていく。しかし鞍田はある“秘密”を抱えていて……というストーリー。

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