あなたにおすすめ
マックスマーラ:波瑠、柔道・阿部兄妹、内田理央、のん、ローラがドレスアップ! 8年ぶり公の場になった3児の母・加藤あいも
俳優でボーカル・ダンスユニット「M!LK(ミルク)」としても活動する佐野勇斗さんと、女優の飯豊まりえさんがダブル主演を務めている、インターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」のオリジナルドラマ「僕だけが17歳の世界で」が配信中だ。お互いについて、佐野さんが「波長が合います」と言えば、飯豊さんも「芸能界で一番合うかも」と幼なじみという役どころと同じく、息の合ったチームワークの良さを見せる2人に話を聞いた。
◇互いの魅力と実力を認め合う2人
ドラマはオリジナルストーリーの“ファンタジー・ラブロマンス”。高校2年生の染谷航太(佐野さん)と、航太の幼なじみの今野芽衣(飯豊さん)は互いに好意を抱いていることに気づくも、思いを伝えることなく航太が17歳で亡くなってしまう。7年後、24歳になった芽衣は、真冬に季節外れの桜が咲いたことを知り、7年ぶりにふるさとに戻り、美しく咲き誇る満開の桜を訪れる。そこには死んだはずの“あの日”の航太がいた……というストーリー。
これまで「恋仲」「好きな人がいること」「グッド・ドクター」(いずれもフジテレビ系)などを手がけた元フジテレビの藤野良太さんが今作のプロデューサーを担当。藤野プロデューサーは、佐野さんについて「チャーミングさが魅力」と話しているが、佐野さんは、「自分で『はいチャーミングです』とは言えないですけど(笑い)。うれしい」と喜びつつ、「チャーミングって何だろう?」とつぶやいていた。
すると飯豊さんが、「武器だよ。格好つけないとかじゃない? ちゃんとリアクションが取れて、うそがないとか、愛嬌(あいきょう)がある、いいやつって思われる人ってことだと思う」と分析すると、佐野さんが、「犬っぽいというのは昔からよく言われるけど……ちょっと違う?」と話し、周囲を笑わせる。
さらに「(佐野さんが)切ない表情ができる」という藤野プロデューサーの言葉に、「本当に思いました。繊細な色気を感じます」と飯豊さんが同意すると、佐野さんは「色気は今年の僕の目標なんです!」とうれしそうにコメント。飯豊さんが、「切ない表情とか泣き顔が似合う人だなって。女性でいうコケティッシュな役ができるっていうのは勇斗君の武器だなと思います」と絶賛。佐野さんは「ありがとうございます」と笑顔を浮かべた。
飯豊さんの印象について、藤野プロデューサーが「少女から大人の女性になる瞬間で今しかない魅力がある」と言っていたことを伝えると、佐野さんは「カメラに映ったときの透明感がすごい! 昔から知っていますけど、大人っぽくなった。昔とちょっと違うなって」と大きくうなずくと、飯豊さんは「進化していますよ。それは(笑い)。多分、多少は……」と照れ笑いを浮かべていた。
◇波長が合うと認め合う2人が次回作で演じたい関係性は?
以前から面識があったという2人に改めてお互いの印象を聞くと、「最終的にはそんな変わらなかったけど、人見知りというのはちゃんと会ってから感じた。誰とでも仲良くなれる超フレンドリーな女の子のイメージがあったから、違ったのはそこだけですかね」と佐野さんは話す。
一方、「イメージが違ったんだよね?」と佐野さんが確認すると、飯豊さんは「思っていたよりも冷静で落ち着いている部分もあって。お兄ちゃん気質、聞き上手。それは会ってからじゃないと分からないから、知ることができて良かった。すごく人のことを見ていて気遣いがすごい」と絶賛する。
さらに、「仕事として『はい、やります』みたいな感じじゃないから、相手役として良かった。ちゃんとパッションがあるからいいな、ありがたいなと思いました」と飯豊さんが感謝を口にすると、佐野さんは「すべての言葉をブーメラン!(飯豊さんにお返しする)」と独特の表現で飯豊さんをたたえた。
「2人は波長が合う?」と水を向けると2人共大きくうなずき、飯豊さんは「(佐野さんが)男性だし、アーティストだから、誤解を受けそうですけど……。また共演したい」と再共演を希望。佐野さんが「次はどうする?」と共演する役どころを聞くと、飯豊さんは「バディーみたいなのはどう?」と提案し、佐野さんは「バディーいいね。新米警官のバディーとかありかも」とノリノリだった。
ここで飯豊さんが「コメディーやりたくない?」と口にすると、佐野さんも「笑いもやってみたい」と同意し、2人で盛り上がっていた。
◇恋愛では思いを伝えたい?
今作では2人がそれぞれ演じる航太と芽衣という幼なじみの2人が、お互いの思いを知りつつも伝えられないという、もどかしい状況が描かれている。それぞれ恋愛では思いを伝える方かと聞くと、佐野さんは「(航太と同じ)17歳のときは、告白するとかないなと思っていた。大人になってから、20歳を超えてから、男からするべきだろうなという考えに最近なった」と答える。
同じ質問に飯豊さんが「絶対言われたい。言えるけど(言ってくれないと)私だけ好きなのかなって不安になる。女の子はちょっとでも言葉が欲しい」と乙女心をのぞかせると、佐野さんは「なるほどね」と納得。
続けて、飯豊さんは「ちょっとノックしないと急には入れないから。『準備オーケー?』みたいな感じでノックしてくれないと分からない。もっと(言葉を)ちょうだいよって思います」と扉に例えて気持ちの確認が大切なことに言及すると、佐野さんは「どっちでもいいんですけどね。多くは望まないので、ノックぐらいしてもらえれば」と自身の願望を語った。
◇新しい胸キュン動作に注目
そんな2人に今作で注目してほしいポイントを聞くと、「飯豊まりえの表情が素晴らしい。台本を読んでどういう感じになるかイメージしていたけど、イメージを超えてきます」と佐野さん。飯豊さんは「幼なじみが恋愛に変わる瞬間が、はかなくてもどかしくて、めちゃくちゃすてき。お互いいつでも一緒にいられるという環境で、お互いいつでも好きっていう気持ちが伝えられる環境にいるけど、パッと変わる瞬間が、恋愛ものいいなって思った」とアピールした。
さらに飯豊さんは「あと新しい胸キュンとして、ほっぺたをつねるというのがあるのですが、これがあとから利いてきます」と言い、「よーく見ておいてください。ファーストタッチは『何?』って思うかもしれないけど、最後、みんなやり始めると思う」とアピール。佐野さんも「あとから利いてくる!」と太鼓判を押していた。
(取材・文・撮影:遠藤政樹)