女優の杏さんがナレーションを務める、TBSのドキュメンタリー番組「世界遺産」(同局系、毎週日曜午後6時)が4月に放送25年目を迎えることから、25年スペシャルとして、「インド洋のガラパゴス」と呼ばれるセーシェル共和国の「アルダブラ環礁」を放送することが3月23日、明らかになった。4月5日と12日の2週にわたって放送される。
ナレーションを通して、杏さんは「全く知らない自然をまた一つ知ることができ、現地に行ってみたいと思いました」と話し、「想像もできない広さのラグーン(サンゴ礁が作る遠浅の海)や、15万頭もいる大きなゾウガメや独特の生態系を見てみたい」と心を奪われた様子。
同所を民放のテレビ局が撮影するのは初めてで、撮影交渉は2年がかりで行われたという。2017年10月から同番組のナレーションを担当している杏さんも「あまり見たことのない本当に貴重な映像」「実際に行くのは難しいところなのですが、それを2週にわたる放送でたっぷりと見ることができます」とアピールしている。
また「番組が25年間記録し続けてきた映像、それ自体が一つの遺産になっていると感じます。その映像をみんなで見て楽しみながら『世界は広いな』『地球を大事にしたいな』と思いをはせていただければ」と25年目を迎える同番組に思いをはせている。
番組では、アルダブラ環礁をドローンやタイムラプス撮影など、さまざまな手法を用いて撮影。リング状になった島や、島に生息する巨大なゾウガメに焦点を当てながら、豊かな生態系を紹介する。