斎藤工：自粛生活で「ヒゲを剃っていません」　「Stay Homeが僕らの最大の武器」と呼びかけも

　俳優の斎藤工さんが出演する、日本医師会の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けたメッセージ動画が4月28日、公開された。斎藤さんは自身の自粛生活を明かしているほか、新型コロナウイルスとの戦いについての持論も語っている。

　斎藤さんは「みなさん、いかがお過ごしでしょうか」と呼びかけ、「私は外出をしなくなってからヒゲを剃っていません。この特殊な期間をこれからもこのヒゲの長さで記録していきたいと思います」と伸びたヒゲをなでながらコメント。自粛生活により「少し以前より健康的な日々を送っている気がします」と話し、「起床時間だったり食べる物だったり後回しにしてきたもの、自分自身と向き合う時間を心なしか与えてもらっている気もしています」と自身の生活の変化も語っている。

　また「しかしこの今回の新型コロナウイルスは事実、世界中の多くの尊い命を奪い、今なお多くの感染者ならびに、その周りにいらっしゃる方たちを苦しめ続けています」とウイルスの脅威を語り、「その最前線で戦い続けてくださっている医療従事者の方たち、インフラにまつわるすべての職業の方たちのおかげで僕らのライフラインは保たれています。心から感謝、尊敬いたします」と頭を下げた。

　さらに「我々と新型コロナウイルスとの戦いは長期戦になる可能性が大いにあります。こういった戦いの場合は相手の短所だけでなく長所を見定めることも大事だと思います。事実、新型コロナウイルスは我々にこういった時間、振り返る時間、立ち止まる時間、家族との時間を与えてくれています」と持論を語り、「同時に彼らの最大の脅威は人と人を引き離す能力です。それに対して僕らはこういったソーシャルメディア、オンラインを使って会わずともコミュニケーションを取れる。これはコロナからしたら最大の脅威だと思います」と語る。

　最後は「そして僕らは『うつさない　うつらない』意識を持って在宅をする。Stay Homeをすること、これが長期戦を戦う僕らの最大の武器になります」と語り掛け、動画を締めくくった。