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門脇麦:無意識のうちに「自分の人生に線引きを…」 主演映画への思い語る

 女優の門脇麦さんが、作家の山内マリコさんの小説を映画化した「あのこは貴族」で主演する。門脇さんは「家柄のこと、出身の学校、職業。私たちは無意識のうちに世間から、そして自ら自分の人生に線引きをし、それを全うすべく日々を過ごしている部分が少なからずあるのではないかと思います。この物語は、そんな窮屈さを感じながら生きる2人の女の子が、少しづつ自分を解き放っていくお話です」と同作について話している。

 映画は都会生まれで、婚活に余念がない箱入り娘・華子と、地方から上京して自力で都会を生き抜く美紀、異なる生き方の2人の人生が交錯する……というストーリー。門脇さんは華子を演じ、美紀を水原希子さんが演じる。2021年公開予定。

 華子は、都会に生まれ、箱入り娘として何不自由なく育てられ、「結婚=幸せ」と信じて疑わない。結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。名門女子校の同級生たちの結婚、出産の話を聞くたびに焦り、相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・青木幸一郎と出会う。幸一郎との結婚が決まり、幸せがかなえられたかに思えたのだが……というキャラクター。

 映画「グッド・ストライプス」を手がけた岨手(そで)由貴子監督が脚本・監督を務める。門脇さんは同作を見てから岨手監督と「いつかご一緒したいとずっと思っていた」と明かし、「さり気ないト書き1行が監督の手によって、みるみるうちに胸をきゅっとつかまれるようなシーンに変わっていく様に何度も高揚しました」と撮影を振り返った。

 さらに「皆様が映画館に足を運べる日常が、1日でも早く訪れることを祈っています。『あのこは貴族』がたくさんの方に届きますように」とコメントしている。

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