Netflixオリジナルシリーズ「愛の不時着」のワンシーン
韓国ドラマ「愛の不時着」が話題だ。韓国の財閥令嬢と北朝鮮の将校という“出会うはずのない2人”の現代版ロミオとジュリエットともいえる純愛物語。“胸キュン”すると評判で、ヒロインの財閥セレブファッションやナチュラル&フェミニンなコーデなど、華やかなファッションも注目されている。未見の人におすすめしたい同作の魅力をピックアップする。
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◇障壁が大きいほど燃え上がる恋… 元気なヒロインと無口なヒーロー
ドラマは、ソウルに住む大富豪の令嬢で、アパレルやスキンケア製品を扱う会社の経営者という顔も持つユン・セリ(ソン・イェジンさん)が、パラグライダーで北朝鮮の領土に不時着してしまう。そこで出会った将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビンさん)の家で、素性を隠して暮らすことになり、いつしか引かれ合うが……というストーリー。韓国で2019~20年に放送され、今年2月から動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で配信されている。
“胸キュンポイント”は大きく分けて二つ。一つ目は、現代版ロミオとジュリエットと言われるように、2人の恋に大きな障壁があること。韓国と北朝鮮という“出会ってはいけない2人”が出会ってしまい、恋に発展し、燃え上がる。韓国に帰りたいユン・セリの気持ちをくんで、帰る方法を模索するリ・ジョンヒョク。だが、帰ってしまうと2人は会うことはもちろん、連絡すら取れなくなる……。互いを思いやるがゆえに葛藤する2人の姿に、見ているこちらは切ない気持ちになり、胸が締め付けられるのだ。
二つ目は、女性が明るく元気で、男性はもの静かな芸術家肌のヒーローという組み合わせ。ユン・セリは、北朝鮮に不時着したあとも、くよくよするのは最初だけで、持ち前の明るさで人々に溶け込んでいく。こんな女性でありたいと共感する人は多いだろう。
一方、リ・ジョンヒョクは、普段は言葉少なに彼女のことを見守っているが、ユン・セリがほかの男性と楽しそうに話している姿を見て、軽く嫉妬するような表情を見せたり、ピンチには、バイクでさっそうと現れたりする。しかも、実は才能のあるピアニストでスイスに留学していた……という、まるで少女マンガから飛び出したようなキャラクターだ。
共感できるヒロインに芸術家肌のヒーローという“理想”の2人に立ちはだかる障壁……。2人と一緒に喜んだり、悲しんだり、キュンキュンしながら見進めていくうちに、いつしか2人の恋愛がうまくいってほしいと応援してしまう。
◇好対照! ビジネス界の“戦闘服”からナチュラル&フェミニンコーデまで
ユン・セリのファッションも見どころだ。財閥令嬢で経営者でもあるユン・セリが韓国で辣腕(らつわん)をふるっている際は、ジャケットを羽織ったり、ミニスカートのスーツを着こなしている。高いヒールのパンプスを履いてさっそうと歩く姿は、まるでビジネスの荒波に向かう“戦闘服”のよう。
北朝鮮に不時着したあとは、ふんわりとしたニットに花柄のロングスカートやレトロなムードのカーディガンにフリル付きのスカートなどナチュラル&フェミニンなスタイルを見せる。ミュウミュウのクラシカルなチェック柄のロングコートのウエストをマークし、フェンディのバッグを斜めがけ。太めにカールした髪形で“甘め”にまとめた姿も見せる。
またドルチェ&ガッバーナの大きな花柄のドレスを着こなしたゴージャスな姿や、つなぎや長袖Tシャツにデニムパンツというカジュアルコーデでも登場する。
そのほか、ユン・セリのライバルのセレブファッションや、制服姿が多いリ・ジョンヒョクの私服コーデも見どころ。2人の複雑な家族関係に端を発する愛憎ドラマや軍の陰謀などのサスペンス、美しいキスシーンも見逃せない。
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