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女優の杉咲花さんが、俳優の吉沢亮さんとダブル主演する青春サスペンス映画「青くて痛くて脆い」(狩山俊輔監督)が8月28日に公開される。杉咲さんは今作で、吉沢さん演じる大学生と秘密結社サークルを設立する志が高く前向きなヒロイン、秋好寿乃を演じている。杉咲さんに、ファッションや美容法、さらに10年後の将来像について聞いた。
◇欲しいファッションアイテムは?
劇中で秋好は、赤のTシャツに白のオーバーオール、ポロシャツにロングスカートの組み合わせでリュックを背負うなど、大学生らしいカジュアルな洋服を好んで着ている。一方、このインタビュー時に杉咲さんが着ていたのは、ファッションブランド「ザ・ロウ」の黒のチュニック丈のトップス。魔女のマントのようなスタイルで、髪を外はねにしてクールな表情を見せている。
杉咲さんは、高校生の頃から洋服に興味を持ち始め、好きなブランドについて調べ、自身でも着るようになったそうだ。その頃、買うのはもっぱら洋服だったため、最近はその反動もあってか、靴に興味があるという。今、欲しいのは「履き心地が良い、靴ずれしにくい靴」。それも「くるぶしが隠れない長さの、すっと脱いだり、履いたりができる」ものだという。他にもバングルやリング、ネックレスといったアクセサリーにも興味があり、洋服とのコーディネートを楽しんでいる。
◇最近の洗顔法は…
美容に関して、これまでは「疎かった」と告白する杉咲さんだが、最近は「焦りがすごく湧いてきています」と打ち明ける。理由は、今秋に放送が始まる、杉咲さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」にあるようだ。
「やっぱり毎朝見てもらうことになると思うので、肌荒れしないといいな、と。ここ数年、悩んだりすることも増えてきたので、気を付けたいと思います」と話す。そのために心掛けているのは朝晩の洗顔だ。「(石けんを)大きく泡立てて、肌をなるべくこすらないようにしなさいと最近手に入れた美容家の先生の本に書いてあったので、それを実践しています」と教えてくれた。
◇「これからどんな出会いがあるのかな」とワクワク
10月2日に23歳になる。CMで豪快な食べっぷりを披露して注目されたのは2011年。それから10年近くたつが、着実にキャリアを積んできた。杉咲さんに10年後の未来像を尋ねると、「あまり考えていないです」と気負いのない答えが返ってきた。
「これまでいろんな作品や、自分が思ってもみなかった役をやらせていただきました。ラブコメディーをやらせていただいたときは、それまで自分には縁のないキャラクターだと思って過ごしていたので、本当に意外だったのですが、その役をやらせていただいたことで、自分自身、今まで以上に楽しいことを楽しいと表現できるようになって、明るい人間になれた気がしています。それがすごくうれしくて。ですから、『こうなりたい』というよりも、『これからどんな出会いがあるのかな』とワクワクしながら生きていけたらいいなと思っています」と目を輝かせる。
そして、「女優は続けていきたいですか」と重ねた質問に、真っすぐな瞳で、「はい」と答えた。
<プロフィル>
すぎさき・はな 1997年10月2日生まれ。東京都出身。ドラマ「夜行観覧車」(2013年)で注目を集める。「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年)で、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞を獲得。最近の映画出演作に「無限の住人」(2017年)、「BLEACH」「パーフェクトワールド 君といる奇跡」(2018年)、「十二人の死にたい子どもたち」「楽園」(いずれも2019年)、「弥生、三月-君を愛した30年-」(2020年)がある。待機作に劇場アニメ「サイダーのように言葉が湧き上がる」(2020年)。
映画「青くて痛くて脆い」は、デビュー小説「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」が映画化された住野よるさんの同名小説が原作。「世界を変える」という大それた目標を掲げ、秘密結社サークル「モアイ」を立ち上げた大学生の田端楓(吉沢亮さん)と秋好寿乃(杉咲花さん)。ところが秋好は突然、“この世界”からいなくなり、モアイは別の人間に乗っ取られてしまう。「大切な仲間」と「居場所」を失った楓は、モアイ奪還計画を実行に移していく……というストーリー。