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香里奈:「恋つづ」ヒットに「どストレートな恋愛ドラマは新鮮だったのかも」

 “ファッションで防災を日常に”をコンセプトにしたアパレルブランド「M-ZERO(エムゼロ)」の2020年AWアンバサダーに就任し、商品プロデュースを手がけたモデル・女優の香里奈さん。新型コロナウイルスの感染拡大で“おうち時間”が続く中での生活や、出演したヒットドラマ「恋はつづくよどこまでも」(恋つづ、TBS系)などについて聞いた。

 ◇「恋つづ」上白石萌音&佐藤健の印象は…

 「恋つづ」は、今年1~3月に放送され、4月末からのステイホーム期間中にも再放送されて、多くの人の心を癒やした。香里奈さんは、俳優の佐藤健さん演じるドSなドクター天堂浬(かいり)の姉・流子(りゅうこ)をコミカルに演じ、テレビ誌「週刊ザテレビジョン」(KADOKAWA)が主催する「第104回ドラマアカデミー賞」(今年1~3月に放送されたドラマから選出)の助演女優賞に輝いた。

 上白石萌音さん演じる新米ナース、佐倉七瀬と天堂の胸キュンラブコメで、2人の恋模様にキュンキュンする視聴者が続出。香里奈さんは「10代とか、20代前半とかのことを思い返してみると、『恋つづ』みたいにキュンキュンする感じのドラマが好きな子が私の周りにも多かった気がします。あそこまで“どストレート”な恋愛ドラマは近年、少なかったとも思うので、今の若い子たちには新鮮だったっていう面もあるんじゃないかな」と分析する。

 撮影中の上白石さん、佐藤さんの様子を聞くと「萌音ちゃんは、あったかい感じの雰囲気があって……。誰に対しても、いつどんな時でも必ずニコニコしていて。(佐藤さんは)どこか不思議で、繊細なオーラを放つ方でした」と印象を振り返った。

 ◇おうち時間に自分でヘアカラー 「改めて自分を見つめ直す時間に」

 「外出自粛期間中は美容室にも行けず、ステイホームしていました」という香里奈さん。自宅で自らヘアカラーもしていたといい、「もともと学生の時から自分でちょこちょこ染めていて。周りからは『ちゃんと美容院に行って!』って言われるくらいだったんですけど、今回のステイホームでその経験が生きましたね」とちゃめっ気たっぷりに笑う。

 生活にも変化があったといい「ネットスーパーで注文して、宅配便も“置き配”にしてもらったり。どうしても外出しなければいけない場合も、消毒用のスプレーとペーパーを常に持ち歩くようにしていた」と感染症対策に努めている。

 また「断捨離じゃないですけど、今までなかなかできなかった洋服の整理をしながら『自分にとって本当に必要なものはなんだろう?』と考える機会も多くなりました。コロナで世界が変わって、人とのコミュニケーションの取り方も変わって、この状況がいつまで続くかも分からない。それでも生きていかなきゃいけないから『今、できることを探してやってくしかない』と、改めて自分を見つめ直す時間にもなりましたね」と明かした。

(取材・文・撮影/渡邊玲子)

 *……香里奈さんがプロデュースした「「M-ZERO」のアイテムは、災害時に役に立つ防水や吸水速乾、防火、抗菌といった機能性を持ったアウターやトップス、パンツなど全6アイテム。取材時に着用したアイテムは、防水性・透湿性・保温性にこだわった、軽量インナーダウン付きマウンテンパーカージャケット「WATER-ZERO JACKET」のオレンジ×ベージュ。7万5000円(税抜き)。防炎加工生地を用い、火の粉による衣類の燃焼を軽減する「FIRE-ZERO PANTS」のブラック。1万5000円(同)。9月1日に予約販売をスタートした。

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