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エッセイストの阿川佐和子さんが10月2日に放送される、黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、月~金曜午後1時)に出演する。コロナ禍での夫婦生活や、今年5月に亡くなった最愛の母について語る。
3年前に63歳で「熟年結婚」し話題となった阿川さん。 夫は洗濯や皿洗いなど、できる家事はやってくれるが、このコロナ禍で3食すべて作らねばならなくなり、朝食を食べたあとにすぐに「お昼は?」と聞かれ、困ってしまったという。
また、今年5月に亡くした最愛の母とのエピソードも語る。9年ほど前から認知症の症状が出始め、当時健在だった父で小説家の阿川弘之さんと共に母を責めてしまった時期もあったが、徐々に受け入れることができたと語る。 しかし母が今年1月頃から短期入院し、コロナ禍で退院も面会もできない状態が続いたという。そんな時に海外に住む弟が「リモート面会」を提案。阿川さんは医療関係者への負担を考え反対したが、病院側も「やってみましょう」と言ってくれ、実現することができたと明かす。
母が亡くなる時は、病室に入り最期まで寄り添ったという阿川さん。弟の希望で「リモート葬儀」も体験。コロナ時代の新しい別れの在り方について、時には明るく、時には涙しながら思いを語る。