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アン・ハサウェイ:最新作「魔女がいっぱい」で60年代ファッション 帽子、バッグ…オフの日コーデに取り入れたいアイテムも

 米女優アン・ハサウェイさん主演の映画「魔女がいっぱい」(ロバート・ゼメキス監督)が12月4日、公開される。ハサウェイさんが演じるのは、世界中の魔女たちの頂点に君臨する大魔女グランド・ウイッチ。小国のプリンセスを皮切りに、鬼上司の下で働く編集者やハリウッド女優など、さまざまな役を演じてきたハサウェイさんが、今回ほどどぎついキャラクターを演じるのは見たことがない。その豹変(ひょうへん)ぶりと、魔女たちのファッションに注目だ。

 ◇ハサウェイのヒールぶりに仰天

 映画は、「チャーリーとチョコレート工場」で知られるロアルド・ダールの児童小説が原作。1960年代、豪華ホテルに、着飾った美女の集団が現れる。実は彼女たちは、人間の姿でこの世に潜んでいる魔女たちなのだ。そのリーダー的存在である大魔女(ハサウェイさん)の企みを、ネズミに変えられた少年が阻止しようと奮闘する姿を、ユーモアとファンタジー、そしてちょっぴりのホラーを交えて描いていく。

 とにかく、ハサウェイさんの悪役ぶりに目を見張る。大勢の魔女を率いてホテルを訪れ、恐ろしい計画を高らかに宣言するときの迫力といったらない。感情の起伏が激しく、喜怒哀楽にまかせ顔の造作が変わるなど、これまでのキュートで明るいイメージをぶち壊す演技は仰天もの。大魔女が、「シェイクスピア流」と言いながら、ある行動に出る場面では、見ているこちらも怖(お)じ気(け)づいたほどだ。

 ◇レトロファッションの宝庫

 60年代のゴージャスなファッションも見逃せない。千鳥格子のセットアップをエレガントに着こなしたり、襟元のリボンが特徴のピンクのケープコートを華やかにまとったり。コートの下に着た、ワンショルダータイプのパープルのドレスがまたすてきで、襟から脇にかけて、ゴールドのパイピングが施されていると思ったら……。その“装飾物”と、先端がゴールドになったクリスマスムードのあるグリーンのパンプスも要チェックだ。

 ほかの魔女たちの、色彩もスタイルもさまざまなポップなファッションは、レトロファッション好きにはお手本の宝庫。彼女たちがかぶる帽子は、つばの大きな「カプリーヌ」タイプや、つばのない「ベレー」タイプ、円筒形の「ネール・ハット」タイプなど、形も色も多種多様で、帽子好きにはたまらない。コサージュや、がま口バッグなど、パーティーシーンやオフの日のコーディネートに取り入れたいアイテムもたっぷり。(りんたいこ/フリーライター)

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