田中みな実さん
昨年12月に発売されたファースト写真集「Sincerely yours...(シンシアリー ユアーズ)」(宝島社)の大ヒット、今春放送された連続ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)での怪演も大きな話題になったフリーアナウンサーの田中みな実さん。その美容意識の高さから、愛用コスメが売れる“田中みな実買い”現象も起こり、NHKのドキュメンタリーにも密着されるなど、まさに“今年の顔”というべき活躍を見せた。常に注目の的だった田中さんの2020年を振り返る。
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◇「M」の“怪演”で注目度がさらに加速
ファースト写真集は、スペイン・バルセロナで撮影。田中さんの無邪気な少女のような笑顔から大人の色気を感じさせるシーンまで、さまざまな魅力を詰め込んだ一冊で、水着姿や下着姿などでメリハリのある美ボディーも惜しげもなく披露し、すっぴんも初公開した。女性からも支持され、累計発行部数60万部を超える大ヒットとなった。
そんな中、今春には鈴木おさむさん脚本の連続ドラマ「M ~愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)に眼帯姿の不気味な秘書役で出演。マサ(三浦翔平さん)に迫ったり、ヒロインのアユ(安斉かれんさん)に嫌がらせをしたりと“大暴れ”。鬼気迫る表情やぶっ飛んだセリフや行動が次々に飛び出し、SNSを中心に大きな話題を呼んだ。写真集のヒットで高まる注目度が、演技でも爪痕を残したことで、さらに加速した印象だ。
◇「田中みな実買い」がトレンドワード “あざとさ”も話題に
また、その美容意識の高さから、田中さんが愛用するコスメやファッションをまねして購入することを指す言葉「田中みな実買い」も誕生。2020年上半期のビューティー業界をにぎわせたキーワードを発表する「@cosme ベストコスメアワード 2020 上半期トレンドキーワード」にも選ばれた。
7月には女性ファッション誌「sweet(スウィート)」(宝島社)8月号で、アナウンサーとして初めて同誌の表紙を飾ったほか、女性ファッション誌や美容誌の表紙にたびたび登場。ファッションブランドとのコラボレーションも多く、女性からの支持の高さを感じさせる活躍を見せ続けている。
ほかにも、2019年から単発で放送されていた田中さんの出演番組「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)が今年10月にはレギュラー化。田中さんが見せる“あざとさ”が好意的に受け取られ、話題になることも多かった。
◇最も美しい人、最も輝いた女性、ベストドレッサー…受賞ラッシュ
11月に入ると、月刊情報誌「日経トレンディ」(日経BP社)の「2020年 今年の顔」に選出され、男性向けライフスタイル誌「GQ」日本版(コンデナスト・ジャパン)によるアワード「GQ メン・オブ・ザ・イヤー2020」の「ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞」も受賞。「第49回 ベストドレッサー賞」の芸能部門にも選出された。
さらに、12月には、ファッション誌「VOGUE JAPAN(ヴォーグ・ジャパン)」(同)が発表した“今年、最も輝いた女性たち”に贈る賞「VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2020」にも選出。月刊美容誌「VOCE(ヴォーチェ)」(講談社)によるアワード「VOCE BEST COSMETICS AWARDS」の特別賞となる今年の“最も美しい人”にも選ばれるなど、まさに受賞ラッシュとなった。
◇求められたら120% どんなことにも臆せず挑戦
また、夏には、広末涼子さんや戸田恵梨香さん、有村架純さんら人気女優が所属する芸能事務所への移籍も発表。10月には田中さんに密着したNHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」も放送され、ストイックな姿勢やフリー転身後の挫折経験も明かされた。12月には横山秀夫さん原作でそうそうたる役者陣が顔を並べたNHKのドラマ「ノースライト」にも出演するなど、新たな挑戦が続いている。
11月の「GQ メン・オブ・ザ・イヤー2020」の授賞式では、今後は女優として「純度の高いラブストーリーに出てみたい」「事務所も変わり、環境も変わりますので、どんなことにも臆(おく)せず挑戦したい」と意欲を見せていた田中さん。
5月の毎日キレイのインタビューでは「求めていただいたからには、裏切りたくない。期待に沿いたい」「お受けしたお仕事には120%でしっかり応えます!」と語っていたが、2021年にはどんな活躍を見せてくれるのか期待したい。
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