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永作博美:女性の生きづらさに迫るベテラン記者役に 芳根京子とタッグ 「誰かの何かの手助けになればと祈る気持ち」

 女優の永作博美さんが、4月30日からNHKの「ドラマ10」枠で放送される、芳根京子さん主演の連続ドラマ「半径5メートル」(総合、金曜午後10時)に出演する。永作さんは、芳根さん演じる女性週刊誌記者・前田風未香(ふみか)とコンビを組むベテラン記者・亀山宝子(たからこ)を演じる。

 「半径5メートル」は、風未香と宝子が、世の女性たちの“もやもや”や生きづらさを週刊誌で取り上げることで、世の中を揺り動かしていく姿を描くドラマ。

 週刊「女性ライフ」の編集者・風未香(芳根さん)は、芸能ゴシップを追いかける「一折(いちおり)」班で失態をし、生活情報など読者の身近な関心事を掘り下げる「二折(におり)」班に異動となる。そこで一風変わったベテラン記者・宝子(永作さん)と出会う。「半径5メートル」の身近な問題を取り上げる中で、風未香は宝子の、人とは違うアプローチから見えてくるものに気が付き、宝子をメンターとして成長していく……というストーリー。

 脚本は「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」などを手がけてきた橋部敦子さんが担当し、第41回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリを受賞した三島有紀子さんが監督を務める。

 永作さんは「生きる事って大変なんだな、と思わずにはいられない今日この頃。運試しのような気分にもさせられます。はて、どんな努力が必要なんでしょうかねえ。力抜いて先に進めるならそうしたい。頭の片隅に長いこと住み着いているモヤモヤをノックする時ですかね」とコロナ禍の昨今に思いをはせるようにコメント。

 作品については「『半径5メートル』、狭いようでたっぷり詰まってるこの範囲と、スタッフと共にゆっくりと対峙(たいじ)していけたらと思っています。誰かの何かの手助けになればと祈る気持ちです。でも……きっとそうします。楽しみに待っていてください」と話している。

 芳根さんは「永作さん演じるベテラン記者の宝子さんとバディーを組んで、振り回されながらもどんどん成長する風未香を見守ってください! そして実際に聞いたことのあるような出来事がいろいろと出てくるので私自身とても興味深いです。クスッと笑いながらズシッと感じてもらえたらうれしいです」とコメントしている。

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