検索

柴咲コウ:「ハングリー精神に共感」 悪女「クルエラ」役で実写吹き替えに初挑戦

 女優の柴咲コウさんが、ディズニーの名作アニメーション「101匹わんちゃん」のヴィラン(悪役)、クルエラの誕生秘話をエマ・ストーンさん主演で実写化した映画「クルエラ」(5月28日公開)の日本語吹き替え版に出演することが4月13日、分かった。柴咲さんは、ディズニー史上最もファッショナブルで最も悪名高いクルエラ役の声優を務める。

 柴咲さんは同日、自身のインスタグラムで、純白の衣装から、クルエラの特徴でもある白と黒ヘアで赤いドレスに身を包んだ姿に変身する動画も公開した。

 実写映画の声優に初挑戦する柴咲さんは、アフレコについて「さまざまなことが積み重なってクルエラへと変貌していったということを表現しなければいけなかったので、そこの細かいニュアンスを出すことにかなり苦労した」といい、「一度全部とったのですが、その後チェックしてまた何度もとり直させてもらいました」と舞台裏を明かしている。

 また、ディズニー・ヴィランズの中でも“クルエラ様”と呼ばれるほどファンの間で高い人気を誇るクルエラについては「悪役なのにずっと親しまれていて、すごく象徴的なキャラクターだと思う」と分析。「今までスポットの当たっていない(クルエラ)のバックグラウンドが描かれている」といい、「そのカッコ良さや反発心や反骨精神みたいなものを表現したい」と、「20年以上前の自分を掘り起こすような感覚」で臨んだことも明かしている。

 さらに、「何も知らないところで生きていかなきゃいけない、生き残っていかなきゃいけないというハングリー精神に共感する部分があった」と明かし、「“もっと自分発信で、自分を信じて強く生きたいな”というふうに思えた」「“自分自身を信じてやっていくんだ”という強さを持つことが大切だと感じました」と語っている。

 物語の舞台は、パンクムーブメント吹き荒れる1970年代のロンドン。ファッション・デザイナーを夢見る少女エステラは、1日でも早くデザイナーになるため、身を削りながら切磋琢磨(せっさたくま)し、働き続ける。このままデザイナーへの道を歩んでいくと思われたが、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスとの出会いによって運命が大きく変わり、エステラは狂気に満ちあふれた「クルエラ」の姿へと染まっていく。なぜ少女は悪名高きヴィランに変貌したのか……というストーリー。

エンタメ 最新記事

アクセス上位記事