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上白石萌音:仕事では「自我を消して求められる“色”に染まる」 初の著書で“ありのまま”表現

 女優の上白石萌音さんが初めての著書「いろいろ」(NHK出版)を9月下旬に発売する。50編の書き下ろしエッセーを中心に、全て初公開の写真も掲載される。あらゆる角度から「上白石萌音が、ありのままの“上白石萌音”を表現」する内容になるという。

 タイトルを決めるにあたり、「私がこれまで仕事の根底において大事にしてきたのは、自我を消して『求められる“色”に染まること』であった。そして、ありとあらゆる“色”と出会う、貴重な経験をさせていただいてきたのだ」と気付いたという上白石さん。

 「そのように見つめ直してエッセーをつづっていると、たくさんの楽しいこと、うれしいこと、つらいことなど、本当に『人生いろいろだな』と言えるような経験を次々と思い出しました。そうしたことの全部を、大きな意味で込められるものにできたらと考え、(タイトルを)『いろいろ』と名付けました」と明かしている。

 著書の題字は上白石さんの直筆で、「ひらがなならではの、丸みのある文字の形と柔らかな雰囲気が醸し出す安心感が、手に取ってくださった方に肌触りとして伝わる本になれば幸いです」とコメントしている。

 カバー写真は、写真家の山本あゆみさんによる撮り下ろし。衣装は上白石さんの私服で、「人によってさまざまに映る色があるからこそ、あえてイメージを限定するような色は避け、自然でベーシックな色合いの服を選びました」とこだわりを語っている。

 「いろいろ」は、7月1日に予約受け付けを開始。書籍発売と同時に、電子書籍版もリリースされる予定。四六判、224ページ。

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