連続ドラマ「SUPER RICH」の第1話の場面写真=フジテレビ提供
女優の江口のりこさんが主演する連続ドラマ「SUPER RICH(スーパーリッチ)」(木曜午後10時)の放送が10月14日、午後10時8分からフジテレビ系でスタートする。江口さん演じる36歳のベンチャー企業の社長、氷河衛(ひょうが・まもる)の波瀾(はらん)万丈な半生を描くオリジナルドラマ。俳優の赤楚衛二さん、町田啓太さん、松嶋菜々子さんも出演する。初回は15分拡大。
衛は、電子書籍を手がけるベンチャー企業「スリースターブックス」の社長。人生で金に困ったことは一度もなく、より多くの利益を出すため、せわしなく働き、社会的にも評価されている。一方で、幼少期に両親を亡くしたさみしさや悲しみから心を閉ざし、お金はあるが愛に飢えている。
周囲に弱みを見せることなく闘い続けてきた衛は、インターンに応募してきた一回り年下の専門学生・春野優(赤楚さん)と衝撃的な出会いを果たす。
衛と優は、生まれも育ちも正反対。優は日々、困難に直面する衛を懸命に支え、時に翻弄(ほんろう)する無邪気な“子犬系男子”で、優の笑顔や人なつっこさが、仕事に忙殺され、氷のように凍(い)てついた衛の心に、春のような暖かさを与えていく。
町田さんは「スリースターブックス」の人事責任者、宮村空を演じる。誰よりも衛のことをリスペクトして忠誠心を持っており、衛を慕う優を警戒する。松嶋さんが演じるのは衛の憧れの元上司、島谷聡美。大手IT企業の取締役で、企業のトップしか知り得ないプレッシャーや孤独を、同じ立場で分かち合うことができる唯一の存在となる。
第1話で衛は、「スリースターブックス」をともに設立した共同CEOの一ノ瀬亮からアプリ会社へ出資する提案を持ちかけられる。しかし、亮のやり方に懐疑的な空たち社員の反応は鈍い。その日はインターン採用試験日でもあり、優も試験を受けるために向かっていた。仕事を終えた衛は、憧れの聡美と食事をする。すると聡美から、経営者の決断は情に流されてはいけないと釘を刺される。