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連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」に主演する米倉涼子さん
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連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」に主演する米倉涼子さん

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彼女がキレイな理由:米倉涼子さん 「頭の中にあるノートを整頓したい」 独立後に生活一変「やりたいことが次々と」

 女優の米倉涼子さん主演の連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第7シリーズが現在放送中。フリーランスの天才外科医・大門未知子を演じる米倉さんに、今シリーズの見どころや美容やファッションのこだわり、独立後の新たな日常について話を聞いた。(第3回)

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 ◇「生活スタイルがすごく変わった」 多忙な日々にうれしい悲鳴

 昨年の4月に個人事務所「Desafío(デサフィオ)」を設立した米倉さん。女優やモデルの仕事と並行し、社長業にもまい進中だ。「お休みは、最近全然ないんです」と多忙な様子で、たまの休みには「とにかく寝たいです(笑い)。前よりたくさん寝るようになりました」と明かす。

 独立してから「生活スタイルがすごく変わった」といい、「名刺を見ながら『この人には何を贈ろう?』とか『この人とはこういう関係でありたい』とか、『これからこういうことをやっていきたいから、今度この人に会いに行こう』……とか、やりたいことが次々と頭に思い浮かんでしまうから、自分で自分を忙しくしているようなところもあるのかも(笑い)。最近は思いついたことを実現させる楽しみも生まれてきちゃって、『どうしよう……』って感じです」とうれしい悲鳴を上げる。

◇理想を追って「走り続ける」 今は「ちょっと速足くらい」

 「本当は台本をじっくり読んだりすることに集中したいと思って独立した」ものの、「社長業を始めたことで、演じること以外の仕事に費やす時間も必然的に増えてきた」と明かし、「頭の中にあるノートをもうちょっと整頓できるようになれたらいいのになあ」と話す。

 「ドラマノート、自分の発見ノート、これからこうしていきたいノート、社員ノート、付き合っていきたい人々ノート……とか。本当はパソコンでピューってできればいいんだけど、私はそういうのは得意じゃないので。携帯のメモにもちょこちょこ書いたりしますけど、ふと思いついたことって、その場ですぐにメモしないと忘れちゃうじゃないですか。年を重ねて記憶力が衰えてきたせいなのか、前よりもさらに記憶に残っていかないんです(笑い)」

 「『いったいいつになったらいろんなことが上手に切り替えられる人間になれるんだろう?』って思うけど、きっと死ぬまでなれないんだろうなぁ……」と自嘲(じちょう)気味に話しながらも、その表情からは充実感もうかがえる。

 「それでも挑戦をあきらめない理由は?」と尋ねると、「いつも自分の理想に追いつけないから、いまのところは走り続けてます。いや、昔はずっと走っていられましたけど、最近はさすがに息が切れるから、ちょっと速足くらいかな(笑い)」という言葉が返ってきた。

◇「こう見えて優柔不断なんですよ」

 理想を追い求めながらも「5年後10年後のことなんて何も考えていない」と断言する米倉さん。「常に目の前のことだけを考えて突き進むということですか?」と聞くと、「はい。でも、いまやりたいことも言わないですけどね!」と即答。「言わないというより言えないんです。実現できるかどうかわからないから。実現できたら言います」と言葉を継ぐ。

 大門未知子は「私、失敗しないので」と断言してオペを必ず成功させるが、米倉さん自身は「有言実行していくタイプではない」という。「やりたいことがいっぱい思いついちゃう。本当にそれが自分のやりたいことなのかを考えてしまうんです。こう見えて私は優柔不断なんですよ」とちゃめっ気たっぷりに明かしていた。

(取材・文/渡邊玲子)

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