ブラッド・ピット：初共演の真田広之は「すごく偉大な方」　京都で主演映画ジャパンプレミア

　来日した俳優のブラッド・ピットさんと真田広之さんが8月23日、京都市内で行われた、ピットさんの主演映画「ブレット・トレイン」（デヴィッド・リーチ監督、9月1日公開）のジャパンプレミア試写会に出席した。2人は初共演で、ピットさんは真田さんに「すごく偉大な方です」と尊敬のまなざしを向けていた。

　真田さんは、ピットさんについて質問されると「最初からフレンドリーで紳士で、映画への情熱がとても激しく、そして優しく、日々撮影するのが楽しみでした」とコメント。ピットさんは「『真田さんと共演してどうでした？』と質問するべきですよ」といい、「ベテランのエレガンス、気品や格をこの映画に持ち込んでくれました」と話した。真田さんは「どうもありがとう」と応えて、会場を沸かせていた。

　イベントには来日したアーロン・テイラー・ジョンソンさん、マシ・オカさん、リーチ監督、プロデューサーのケリー・マコーミックさんも出席。25年にわたりピットさんの声優を務める堀内賢雄さん、今回の日本語吹き替え版で殺し屋の一人の声を担当したタレントのフワちゃんも出席した。

　同作は、人気作家・伊坂幸太郎さんの小説「マリアビートル」をハリウッドで映画化。世界一運の悪い殺し屋レディバグ（ピットさん）が請けたミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。簡単な仕事のはずが、次から次へと9人の殺し屋に命を狙われ、降りたくても降りられない状態に。最悪な状況の中、列車は終着の地・京都へ。やがて殺し屋たちの過去の因縁が明らかになっていく……というストーリー。