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宮沢りえさんが主演を務める舞台「アンナ・カレーニナ」のビジュアル
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宮沢りえさんが主演を務める舞台「アンナ・カレーニナ」のビジュアル

宮沢りえ:コロナ禍で中止になった主演舞台が来年上演へ 「温めた分だけ熱量の高い舞台に」

 女優の宮沢りえさんが主演を務める舞台「アンナ・カレーニナ」が、2023年2、3月に東京、大阪で上演されることが10月17日、明らかになった。2020年8、9月に上演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中止されていた。宮沢さんは、「一度は中止になってしまった公演ですが、温めた分だけ熱量の高い舞台にしたいと思っていますので、楽しみにしていてください」とコメントしている。

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 ロシアを代表する文豪トルストイが1800年代後半に書き上げた長編小説を、イギリスの気鋭の演出家、フィリップ・ブリーンさんが新解釈で戯曲化した作品。主人公のアンナ、若き青年将校のブロンスキー伯爵、アンナの夫で政府高官のカレーニンの三角関係を中心に描かれることが多いが、今回は破滅に向かうアンナの「愛」と、未来への希望を感じさせる アンナの兄の友人リョービンと、アンナの兄嫁の妹キティの「純愛」を対照的に描く。

 宮沢さんは「演出のフィリップさんは役者に寄り添い、役を深く掘り下げてくださるとうかがっているので、ご一緒するのが楽しみです。アンナは本能に従って突き進む強さと、自分にブレーキをかけて葛藤する弱さと、二面性を感じる女性。愛をつかもうとして全てが手のひらから抜けていくラストは読んでいても胸が苦しくなります。

 ジェットコースターのように激しい彼女の人生を演じるプレッシャーはとても大きいですが、フィリップさんと心強い共演者の方たちと一緒に、テキストからじっくり取り組む稽古(けいこ)を心待ちにしています」とコメントを寄せた。

 東京公演はBunkamura シアターコクーン(東京都渋谷区)で2023年2月24日~3月19日。同劇場は大規模改修のため、同年4月上旬から休館する予定で、宮沢さんは「思い入れが深いシアターコクーンの改装前というタイミングで、このように大きな作品に出演できることを感慨深く思っています」とコメントした。

 大阪公演は森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区)で3月25~27日。

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