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横山めぐみの大人クローゼット:第10回 グッチのコートを主役に 春は“パステルカラー”でコーディネート

 キャリア35年、「今までプライベートを発信することを避けてきた」という女優の横山めぐみさんが、自らペンをとり、私生活をつづる連載「横山めぐみの大人クローゼット」。第10回は、横山さんが春の“パステルカラー”のコーディネートを紹介します。

 ◇幼い頃の「桃の節句」の思い出

 「梅は咲いたか、桜はまだかいな」と幼い頃、よく祖母がこの小唄の一節を歌っていました。

 春の気配を感じる今日このごろ。みなさん、いかがお過ごしですか?

 立春を過ぎるとおひなさまを飾るなどして、桃の節句をお祝いします。

 うちは兄と私の2人きょうだいでしたので、子供のころ、両親や祖母が私のためにおひなさまを飾ってくれました。

 子供のころに住んでいた家は、庭のある木造の広い家で、七段飾りのおひなさまを飾っていましたね。

 兄がお内裏様の太刀でチャンバラのまねごとをしたりと、幼い日のさまざまな思い出がよみがえってきます。

 両親には慈しみながら育ててもらったことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 ◇春色ピンクで身も心もハッピーに

 さて、日本に生まれ育って本当に良かったと思う理由の一つに、四季があることが挙げられます。

 海外生活に憧れた時期もありましたが、今は日本の四季折々の自然や、それにまつわる伝統文化、ファッションの移り変わり、季節の食材や料理に魅力を感じます。

 中でも、私がファッションで四季を感じるのは、素材感もさることながら、“色”が重要な地位を占めています。

 自分の中で、色と四季が呼応しており、毎年、初夏にはミントグリーンやイエロー系、真夏はブルー系、秋になるとボルドーや茶系、冬は赤や白などを着たくなります。

 そして、これからの季節、春になるとパステルカラー、特にピンクを好んで着ています。

 これは子供のころからの習慣で、新学期に向けて新たにパステルカラーの洋服をおろすのが、楽しみで仕方がありませんでした。

 春の訪れとともに、ワクワクする気持ちが、色とリンクしています。

 そこで、まだまだ肌寒い時期ではありますが、今回は春めく気分を表現して、「GUCCI(グッチ)」の青みがかったパステルピンクのコートを主役にコーディネートをしてみました。

 コートの中は、「GIORGIO ARMANI(ジョルジョ・アルマーニ)」のカシミヤのタートルネック、「J BRAND(ジェイ・ブランド)」の白のパンツ、足元はコートと同系色の「SALVATORE FERRAGAMO(サルヴァトーレ・フェラガモ)」のパンプス。

 別の写真では個性的なデザインの「JIMMY CHOO(ジミーチュウ)」の黒のショートブーツを合わせてみました。

 色って本当に不思議。まとう色によって気持ちが明らかに変わってきます。

 大学時代に教育学や心理学を学んだのですが、色彩療法など、やはり相関関係はあるようです。

 迷ったのもあって、今回はヘアスタイルと靴を変えて、2パターンの写真を撮りました。

 春色ピンクで身も心もハッピーに、おでかけしようと思います。

 来月も元気で、お目にかかれますように!

 <プロフィル>

 よこやま・めぐみ 1969年9月2日生まれ、東京都出身。1987年放送の「北の国から’87初恋」で吉岡秀隆さん演じる純の恋人・れい役で女優デビューを果たした。2002年放送の昼ドラ「真珠夫人」ではヒロイン・瑠璃子を演じ話題に。2022年5月にインスタグラムとツイッターのアカウントを開設した。

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