斉藤由貴：「あらゆる者は、生きながら死んでいる」　天才画家エゴン・シーレの言葉を読み上げる　「新美の巨人たち」で鮮烈な世界に迫る

　女優の斉藤由貴さんが、テレビ東京の番組「新美の巨人たち」（土曜午後10時）の3月11日放送回に出演する。同日の放送では、天才画家エゴン・シーレを取り上げ、鮮烈な世界を描いた作品が登場する。予告動画には、作品を見つめながら歪んだフォルムについて語る斉藤さんの様子が映し出され、「あらゆる者は、生きながら死んでいる」とシーレの言葉を読み上げる。

　世紀末のウィーンに現れたシーレは、16歳の時に当時最年少の特別待遇でウィーン美術アカデミーに入学。その翌年にはオーストリアの美の巨人グスタフ・クリムトに才能を認められた。

　ナイフのような鋭い眼差しで、自らを見つめ続け描いた自画像は、形がねじれているにもかかわらずバランスが崩れていない。正確なデッサンと自由自在な色使いで、それまで見たこともないような世界を描いた天才画家の劇的な運命に迫る。