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エッセー集「一泊なのにこの荷物!」の会見を行った本上まなみさん
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エッセー集「一泊なのにこの荷物!」の会見を行った本上まなみさん

本上まなみ:編集者の夫・澤田康彦との初共著は「気恥ずかしい」 8年ぶりエッセーで気づきも

 俳優の本上まなみさんがこのほど、東京都内で8年ぶりに発売したエッセー集「一泊なのにこの荷物!」(ミシマ社)の会見を行った。夫であり編集者の澤田康彦さんとの初めての共著。本上さんは「夫婦での共著は自分にとっては気恥ずかしいもの」と言いつつも、「互いが家族の日常を見つめ直すことで、より面白い生活は寄り添いながら作っていくものだと気づいた」と話した。

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 同書は、2020年から2022年にわたり、ウェブマガジン「みんなのミシマガジン」に掲載した連載をもとにした。「あさごはん」「車」「ひとり暮らし」「ペット」「学校」「ウソ」「旅に出る」など、同じテーマを本上さんから澤田さんの順で毎月執筆。「気づけば20年を超えた」夫婦生活をユーモラスにつづった。

 澤田さんが「僕はなんでも書けるから、好きなテーマでいいよ」と言ったといい、それに対して本上さんは「『なにか困らせるテーマはないかな』と毎回ひねり出すのが、私にとってはおもしろくもあり、挑戦でもありました」と語った。

 また、連載時期がコロナ禍に重なっていたことに触れ、「日常の小さい幸せが、なんとかけがえがなく、そしてもろく壊れやすいものの上に成り立っていたのか、あらためて気がつくきっかけになった」とし、「この大事な一冊を読んでくださった方が、自分自身の家族や、自分が子供の時にどうだったかを振り返る、そんなふうに手元に置いてかわいがってもらえたら」と話した。四六判、224ページ。1980円。

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