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ワンマンライブ「檀れい Special Live 2023 Rose」を開催する檀れいさん
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ワンマンライブ「檀れい Special Live 2023 Rose」を開催する檀れいさん

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檀れい:「マイワールドをめいっぱい楽しんで!」 2度目のワンマンライブ開幕へ

 俳優の檀れいさんによる2度目のワンマンライブが、東京・丸の内のコットンクラブで10月15日に幕を開ける。「とにかく楽しかった」という昨年に続き今回も、選曲から構成・演出、衣装のデザインまで自ら行い、各回200人弱という限られたファンの前で歌う。「このライブはマイワールドを楽しく表現できる場。めいっぱい楽しんでください!という気持ち」とちゃめっ気たっぷりに語る檀さんに、今回の構想や、話題になった出演作「VIVANT(ヴィヴァン)」について聞いた。

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 「昨年は文字通り、本当に手探りで初日を迎えました。芸能生活30周年の節目だったこともあり、どんな曲を歌うことがふさわしいのか、お客様はなにを望んでくださっているのかと、いろんなことを頭に巡らせて歌う曲を一曲ずつ選び、構成、演出、衣装を考えて……」

 心配も少なからずあったが、幕を開けると観客の温かさに包まれ、全4回のステージを楽しんで終えることができたという。

 「初日の、最初の公演のことです。はじめに2曲歌って、ごあいさつをしてMCに入ったんですけれど、MCの途中から楽しくなって、心配しなくてもいいんだと気づいたんです。私のことが好きで会いに来てくれた皆さんの前で、不安になったり怖がったりしなくてもいい。ただ同じ時間、同じ空間を共有して、この時間をともに楽しめたらいいなと、ふっと頭に浮かびました。そこからは、とにかく楽しかったことしか覚えていないですね」

 場所はコットンクラブ。料理も楽しめるライブスペースで、数年にわたるコロナ禍をへて実現した公演。「大変なときこそ、エンターテインメントで皆さんの心を軽くしなくては」と考える檀さんにとって食事と酒、音楽をいっしょに楽しめる場を提供できたことにも感慨があった。

 「まだ客席に降りて歌うことはできない時期でしたが、日ごろ私を応援してくださっている皆さんと楽しい時間を過ごせて、本当によかった。もちろん私にとっても、記念になりましたし、感謝の気持ちもお伝えできたと思います」

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 今年は「ROSE」と題し、10月15、17日に各日2回公演を行う。音楽監督も昨年に続き、ピアニストの大貫祐一郎さん。檀さんが好きな、バラにちなんだ曲を歌う予定だ。

 「実は昨年、ライブをやっている最中から『次のライブは、こんな色のドレスを着て、La Vie en Rose(ラ・ヴィ・アン・ローズ)を歌って始めたい』とイメージしちゃったんです。まだライブが終わってもいないし、次回があるかどうかも決まっていなかったのに(笑い)。

 La Vie en Roseは私が好きな歌でもありますし、少し語るように始まって歌に入り、世界が広がっていくさまが、最初の曲にふさわしいと思っています。1年前に思い浮かんだイメージのまま、披露します」

 音合わせの様子を聞くと「みなさん、ニコニコしながら演奏してくださるんですよ」と楽しそうに語る檀さん。ライブには、オファーから始まる芝居とは、異なる喜びを感じている。

 「私が自ら考えて、お客様に楽しみを提供できる場ですから、そのままの私、私自身を見ていただける。構成や演出には、まだまだ足りない部分があると思います。けれども自分の経験や知識、肌感覚を総動員させて細かなところまで準備して……、大変ですけれど、楽しいですね。

 やはりお客様が見に来てくださって、楽しかった、来てよかったと喜んでもらえることがいちばん。お客様が喜んでくれるからこそ、私の喜びがあるんです」

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 今年は二つの舞台に出演。出演したTBSの連続ドラマ「VIVANT」も話題になった。豪華なキャストやスケールの大きさも注目された同作では、檀さんもモンゴル・ウランバートルへ飛び、撮影に参加した。

 「やりたいけれどスケジュールが合わない、という可能性もあったので、VIVANTに出演できて幸せでした。重厚感のある大作で、台本を読んでいるときからワクワクが止まらなかったですし、ひと癖もふた癖もあるようなお芝居をする方々ばかりとの共演にもワクワクしました。芝居のキャッチボールで自分が想像を膨らませた以上のシーンになる。役者としてたくさんの刺激をもらいました。

 撮影が一日だけ空いたので少し外に出て、観光地でラクダに乗ったんです。砂漠は遠くて行けないけれど、ラクダには乗っておこうと。ラクダが立ったり座ったりするときに揺れるというか、前につんのめるようになったり、後ろに投げ出されそうになったり(笑い)。いい思い出になりました」

 ◇プロフィル

 だん・れい 1992年、宝塚歌劇団に入団。2005年に退団。2006年、山田洋次監督の映画「武士の一分」で映画デビュー。第30回日本アカデミー賞優秀主演女優賞など数々の賞を受賞。以後、映画やドラマなどに多数出演。2022年に「太陽とボレロ」(水谷豊監督)で映画初主演。最近では日曜劇場「VIVANT」(TBS系)で話題に。10月22日放送開始の連続ドラマ「たとえあなたを忘れても」(ABCテレビ・テレビ朝日系)に青木理佐子役で出演する。

 *……ワンマンライブ「檀れい Special Live 2023 Rose」の申し込みはライブハウス「コットンクラブ」(東京都千代田区)のホームページで受け付けている。

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