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取材に応じた永野芽郁さん (C)フジテレビ
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取材に応じた永野芽郁さん (C)フジテレビ

永野芽郁:長崎ロケを支えたのは「キャリーケースが半分埋まる量のパジャマ」 2024年は見てもらえる機会が多くなりそう 月9主演作が8日スタート

 俳優の永野芽郁さんが、1月8日スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ「君が心をくれたから」(月曜午後9時、初回は30分拡大)の主演を務める。放送を前に取材に応じた永野さんに、約1カ月におよぶ長崎ロケでの必需品や作品にかける思いを聞いた。

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 ◇長期ロケのお供はパジャマ 「寝るときは自分のパジャマで」

 ドラマは、長崎を舞台としたファンタジー・ラブストーリー。昨年末には1カ月に渡る長崎ロケが行われた。ドラマの撮影が休みの日には東京に日帰りで戻って仕事をする、ハードな日々を過ごした永野さんの“癒やしアイテム”は「自分のパジャマ」だったと明かす。

 「寝るときにはセパレートされた自分のパジャマを着たいんです。洗濯も頻繁にできないと思って、キャリーケースの半分がパジャマで埋まるほど、たくさん持って行きました」

 ◇「演じていて苦しくなりそう」 共演の山田裕貴とは「お互いの感度が高い」

 ドラマで永野さんは、自分を犠牲にして愛する人を救おうとする主人公・逢原雨(あいはら・あめ)を演じる。愛する人が事故で瀕死の重傷を負い、悲しみにくれる雨は、“あの世からの案内人”に「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」と告げられ、過酷な運命を背負う。

 雨がかつて心を通わせ、今もなお忘れられない人・朝野太陽を演じるのは山田裕貴さん。 山田さんとは2021年7月期に放送された「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)以来の共演となる。

 「まさか涙すると思わなかったシーンで、2人して泣いてしまうことが多々あります。普段は2人ともケラケラ笑っているのに、私は雨として、山田さんは太陽として、しっかり受け止めてしまう。終わった後に『頑張ったね』とハイタッチするなど、新たなコミュニケーションの取り方が生まれています。相手の声の震えを感じ取るなど、お互いへの感度が高く撮影できているので、予期せぬことが起こりますが、やりがいがあるし、おもしろいです」

 出演が決まったときには、純粋なうれしさとともに、「内容的にもすごく難しい部分もあるし、演じていて苦しくなりそうで、不安もあった」という。

 「客観的な台本の読み方と、雨としての読み方で感じ方は違うけど、どちらも共通して苦しくなるのは、相手のことを思ってやったことが相手にとって苦しかったり、自分がよかれと思ってやっていることによって相手が苦しんでいるのを見ちゃったり、みんながお互いを思ってやってることがなんでこんなに報われないんだろう、ということ。特に、雨として読んでいるとさらに苦しくなって、胸がぎゅっとなるシーンが多いです」

 そんな雨の印象を「すごく強い子」と語る。

 「雨は自分のことをむげに扱って、自分にまったく自信がなく育ってきているけど、自分の大切な人のために心を差し出すって簡単なことではない。殻に閉じこもって1人で過ごせるのも強い。傷つきながらも、傷ついた分、強くなってきたんだと思う」

 ◇誰かを思うことは奇跡 2024年は「いつも通り着実に」

 永野さんはラブストーリーとファンタジーを掛け合わせたこのドラマで、あらためて「今あるものが大切」と感じたという。

 「誰かを思うことも奇跡だし、家族や恋人、友人と心を通わせて愛し合えるのも普通のことではない。ありがたいことなんだと感じられます」

 長崎に滞在していた間も、友人や家族がメッセージを送ってくれたといい、「離れていても気にかけてくれる人のことは大事にしたい。この役をやっているからこそ思えること」と話した。

 2024年の抱負をたずねると、「昨年に比べると、皆さんに見てもらえる機会は多くなると思う。ファンの方に楽しんでいただきたい」と回答。

 「いつも通り着実に、無理しずぎず頑張りながらやっていきたい。これまでも『1年こうやって頑張ろう』という目標は立ててこなかったのですが、あんまり縛られすぎず、やりたいことはやって、過ごせたらいいなと思います」

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