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「徹子の部屋」に出演した石井ふく子さん(右)と加藤和也さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した石井ふく子さん(右)と加藤和也さん=テレビ朝日提供

石井ふく子:「あのころを思い出すとつらい」と涙 親友・美空ひばりさんから届いた最後の手紙を披露 「徹子の部屋」で

 テレビプロデューサーの石井ふく子さんが、美空ひばりさんの長男・加藤和也さんと5月2日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。親友だったひばりさんから、亡くなる数日前に受け取ったという手紙を読み上げ、「これが最後の手紙とは思わなかったです。あの頃を思い出すと、つらいです」と涙を流した。

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 ひばりさんが52歳で亡くなって35年。番組では、ひばりさんが亡くなる1年前の1989年に行った「不死鳥コンサート」の舞台裏について語った。

 同コンサートについて加藤さんは、「今となれば母の最後のコンサートとして(後世に)残していただく大事なコンサートだった」と振り返った。しかし当時、ひばりさんは病を患っており、医師からはコンサートは「やめてくれ」と言われていたという。

 それでもひばりさんは、「私は、歌手・美空ひばりとして生きてきて、ここでステージを降りるのは私がいなくなるのと同じことだからやりたい」と当日は、点滴を打ちながらステージに立った。

 石井さんは「私はひと言も(コンサートを)やめなさいと言えませんでした」と回顧。ひばりさんからの「最後の手紙」には、「私も昔は牛若丸のように働きましたが今やその気力もだんだんと弱くなって参りました」と歌や治療、石井さんへの思いなどがつづられていた。

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