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古川琴音:切ない“おしまい”に視聴者涙 「両思いなのに…」 「海のはじまり」特別編で

 人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん主演のフジテレビ系“月9”枠の連続ドラマ「海のはじまり」(月曜午後9時)の特別編「恋のおしまい」が8月26日に放送された。古川琴音さん演じる水季と池松壮亮さん演じる津野の切ない過去に、「不憫(ふびん)すぎて泣く」と視聴者の注目が集まった。

 「恋のおしまい」と題した特別編は、本編から3年前の夏を舞台に、水季と津野の間に芽生えた小さな恋と、その終わりが描かれた。

 2021年、夏。水季は娘の海(泉谷月菜ちゃん)と小さなアパートで暮らしている。司書として働く水季が、お昼休みに休憩室で休んでいると津野がやって来て「なんか、どっか、行きたいところとかある?」と声をかける。水季は「ちょっと今、自制かけてて……津野さんのこと好きになりたくないんですよ」と打ち明けた。

 結局、2人で出かけることになり、水季は久しぶりにペディキュアを塗り、メークをしてワンピースをまとい、津野と合流した。

 しかし、2人でいるときも、水季の口から出るのは、海の話題ばかり。水季は「子供いると自分に色がなくなっていきます」「通帳とか見ちゃうと人生お先真っ暗みたいな」と吐露した。

 その後、水季のアパートに向かった2人。水季が困窮した経済状況を明かすと、津野は「そんな稼いでるわけじゃないけど、でもお金使うの本くらいだし、あの給料のわりには貯金あるほうだよ」と話し、一緒に住もうと提案する。

 水季は「津野さんのこと、好きです」と返しつつも「海がいるから絶対忘れられないです」「よく言う女の恋は上書き保存ってやつ。あれ大嘘ですよ。別ファイルだし、海と共有してるし」と元恋人の夏(目黒さん)が忘れられないと明かした。

 それでも良いと言う津野に、水季は「2人きりになりたいなあ、子ども邪魔だなあ、この子じゃなくてこの人の子どもが欲しいなあって思うようになっちゃうの、怖いんですよ。海がずっと一番って決めて産んだから。半分は無意識だったけど、半分はわざとです。海の話ばっかりするの。忘れちゃうの怖いから。2人でいるの楽しいってなりすぎるの怖いから」と瞳を潤ませて告げた。

 その後、2人は水季の実家に海を迎えに行く。津野が水季の手をつなごうと手を差し出すと、水季は「海、津野くんにも手をつないでもらおうか」と言い、さりげなく津野と手をつなぐことを拒んだ。

 お互いに好意を抱きながらも、恋愛に発展しなかった2人の関係に、SNSでは「苦しい。両片思い」「お似合いだし両思いなのに何も始まらなかったんだね」「『あなたのこと好きになりたくないんですよ』は愛の告白だよ」「水季が亡くなってからの整理のつかない津野くんの心情を少しひもとけたような気がする…」といった声が上がった。

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