女性ファッション誌「InRed」1・2月合併号の表紙
<前編>注目はコスパ&タイパのいい着映え服 夏の“真っ黒”コーデにも挑戦を
新しい年を迎え、今年のファッショントレンドが気になる時期。好奇心旺盛な30代女性を応援するファッション誌「InRed(インレッド)」(宝島社)の橋爪尚子編集長に、30、40代の女性が取り入れたいトレンドや、アイテムごとの注目ポイントを聞いた。(前後編の後編)
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◇襟付きアイテムのレイヤードが新鮮 スポーツアイテムを日常に
トップスはチュール、シアーやメッシュなど、“透けているアイテム”が定番化。レイヤードの着こなしは、「TシャツとTシャツを重ねたり、シャツにシャツを重ねたり。今まででは思いつかなかったレイヤードの提案がスタイリストさんからある」という。
注目は襟付きのポロシャツやラガーシャツ。
「ポロシャツは上までボタンを留めてちょっとレトロな感じがするような着こなしで、だぼっとしたボトムと合わせたりしても可愛く着こなせそう。ラガーシャツはスポーツメーカーのだと本気度が出ちゃいますが、今はファッションブランドからも出ているので、あえてショートパンツやハーフパンツと合わせてもまとまりそうなイメージ」
ボトムは引き続きデニムが人気。新たに人気が上がりそうなのはスラックス。
「週3ではけるようなベーシックなものを1本持っていると便利。着映えするトップスに合わせるとすごく楽です。あとはサイドにラインが入っているラインパンツは、ジャージなども含めて、いろんなブランドで見ました。スポーツっぽいアイテムを日常着に持ってくるって簡単ではないんですけど、おしゃれさはアップしますね」
「靴はスニーカーはメーカーでいうとDATEやサロモンなどボリューム感のあるもの。ニューバランスは相変わらず人気で、アシックスとかもちょっと注目されている気がします。キレイめでは、パンプスなどにチュールやメッシュなどが使われているものがけっこうありました。ぼてっとしたメンズライクなローファーや、通勤にも使えるスポーツサンダルなども引き続き人気です」
◇ヘアアクセで髪も“タイパ”に キーホルダーの“ジャラ付け”は大人にも挑戦してほしい
アクセサリーで旬なのはビッグシュシュ。
「そんなに布の量使うの?っていうぐらい(笑)、めちゃくちゃ大きいシュシュ。編集部でも色違いで着けている子がいるんですが、ボブヘアでもシュシュでくるっとまとめていると、遅れ毛が可愛いんです。凝ったアレンジをしなくても見栄えがするのは、これもタイパですよね」
ハイブランドのヘアアクセサリーにも注目が高まる。
「シュシュやヘアピン、カチューシャなどハイブランドのアイテムが増えています」
バッグは横長のデザインが多いという。
「スマホがあれば大体のことは出来るので、財布はどんどん小さくなる傾向。バッグも小さめが主流ですが、その中でも横長のデザインが目を引きました」
大人にも今すぐ取り入れられるトレンドとしては「キーホルダーの“ジャラ付け”」。携帯ストラップをいくつも付けていた時代をほうふつさせる。
「女子高生がリュックにたくさん付けていたりしますけど、ハイブランドのものからキャラクターもの、ハートモチーフとか可愛い物、100均ショップで買えるものなど、編集部でもとにかくたくさん付けている子が多い。大人でバッグにキャラクターものを付けるなんて……と抵抗がある人もいるかもしれませんが、せっかくはやっているんだから、乗っかって楽しめばいいんじゃないかな、と思います」
<プロフィル>
はしづめ・なおこ 山梨県出身。大学卒業後、鉄鋼メーカーで営業事務を経た後、編集人生をスタート。2009年に宝島社へ入社後は「steady.」編集部に配属。2014年から「steady.」編集長を経て、2022年8月から「InRed」編集長に。
*InRed……好奇心旺盛な30代女性を応援する雑誌として2003年に創刊。コンセプトは「35歳、ヘルシーに! 美しく!」。自由に使えるお金が増え、興味の範囲が広がった30代女性のすぐに役立つ実用雑誌として、ファッションだけでなくライフスタイル全般を網羅している。1・2月合併号(発売中)の表紙は俳優の佐々木希さん。特別付録はリトルミイニットミニトート、ムーミンツイード調ポーチ、フィンレイソン2025年カレンダーの3点セット。3月号は2月7日発売
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