2月17日放送の「徹子の部屋」に出演した斉藤由貴さん=テレビ朝日提供
俳優の斉藤由貴さんが、2月17日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。3人の子どもの母親でもある斉藤さんが次女の成人式や、舞台で共演した俳優の故・池内淳子さんとの思い出などについて語った。
長女は25歳。長男は21歳。次女は先日成人式を迎えた。子供たちが大学に入った時、子育てに関して肩の荷が降りた感じがしたが、成人式という節目を迎えて「大人になったんだな」と感じた。着物姿の次女の後ろで帯を結びながら、「ちょっとじわっとしました」と振り返った。
長女が1歳のころ、池内さんが座長の舞台をどうしてもやりたかったという。「ダメでもともと」と、「子供を楽屋に連れて来てもいいでしょうか」と聞いた。池内さんは快く「あら、いいじゃないの、お子さんがいたら楽しいわ。連れていらっしゃい。私にも抱っこさせてね」と受け入れてくれた。長女は池内さんになついて、池内さんも自分の孫のようにかわいがってくれた。
舞台で感極まり、せりふのタイミングが遅くなったことがあった。幕が降りたあと謝ったら、「よかった。忘れちゃったのかと思ったわ」と言って、クスッと笑い、こちらを笑わせてくれて、「いいのよ。そういうこともあるのよ」と受け止めてくれた。
池内さんはこの舞台で芸術選賞文部科学大臣賞を受賞した。お祝いを伝えたら、「年取ったから。おばあさんになったからもらったのよ」。いつも謙虚で、こちらを緊張させまいという気遣いの人だったという。「最初から最後まできちんとして、思いやりと温かみのある方でした。大好きです」「勝手にこちらから一方的にお母さんと思っている」と思いを語った。