書家の金澤翔子さんが母の泰子さんと、3月26日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演する。翔子さんは20歳の時に開いた初個展で注目され、「ダウン症の天才書家」と言われて20年。今年40歳を迎える。
書家だった母の手ほどきで5歳で書を始めた。当時はダウン症への偏見が現在より強く、「一人でも時間を過ごせるように」と。そんな日々を過ごしていたが、泰子さんは自分の死後、翔子さんがダウン症を持ちながら一人で芸術家の活動を続けるのは難しいと感じ、翔子さんの自活の道を探してきた。
翔子さんは30歳から一人暮らしを始め、昨年、アトリエ兼喫茶店を開店。翔子さんはウエートレスとして働いている。社交的な性格の翔子さんは接客業に向いていると以前思った泰子さんは、生き生き働いている娘の姿を見て、やりたいことをさせてよかったと思うようになったのだという。