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加藤登紀子:戦後の過酷な体験を語る ハルビンから母と子3人で引き揚げ 母が餓死寸前で子どもたちの食糧を確保 「徹子の部屋」で

 歌手生活60年を迎える加藤登紀子さんが、4月9日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演する。戦後、ハルビンから母と子ども3人で引き揚げてきた話など過酷な体験を語る。

 父はロシア語を学ぶためハルビンへ行き、結婚生活を現地で送った。当時のハルビンはロシア革命の後に移住してきたさまざまな国の人が住む魅力的な街だったという。その後、戦争が始まり、終戦後に母と子供3人だけで引き揚げてきた。収容所の食糧が尽き、いよいよ餓死するとなった時、母は1人施設を出て洋裁の職を見つけて子ども3人の食糧を確保。そんな母に感謝するとともに、自分たちが生き延びるためにどれだけの人が国を超えてよくしてくれたか、戦後80年、改めて平和を考えていきたいという。

 加藤さんは東京大学在学中、父が勝手にシャンソンコンクールに応募。当時は歌より演劇に興味を持っていたが、「賞品は海外旅行」と父に聞き、やる気になったという。その後シャンソンの魅力を知り、コンクールで優勝したが、デビューはなぜかムード歌謡で、違和感を持った。「自分で歌を書いたら?」と言われたことが歌を作るきっかけになったという。

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