サヘル・ローズ：「バカな子なんていない」恩師のお陰で大学に進学　戦災孤児、ホームレスも経験　「徹子の部屋」で

　39歳のタレントで俳優のサヘル・ローズさんが、8月7日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系）に出演する。

　サヘルさんは、イラン・イラク戦争で戦災孤児となり児童養護施設にいたところ養母に引き取られ、養母の夫が働いていた日本に移り住んだ。両親が離婚し母子家庭となったが、養子をとることを反対されていた養母は頼るところがなく一時はホームレスだったこともあったという。

　周囲の助けで母も働き始めることができ、サヘルさんも学校に通うようになった。だが、それまで日本語の勉強しかできず、他の教科を学んでいなかったため成績はどん底に。なんとか定時制の農業高校に進学できたが、養母の希望だった大学進学は無理とあきらめていた。

　当時の先生が「勉強すればできる。バカな子なんていない」と授業以外の時間も勉強を見てくれたお陰で大学に進学できた。その恩師は今でもサヘルさんの記事を見ると切り抜きを送ってくれるのだという。