あなたにおすすめ
今田美桜:「あんぱん」ヒロイン役で感じたこと「諦めなかったらいつか道は開ける」
俳優の河合優実さんが8月16日、スイス南部のロカルノで開催された「第78回ロカルノ国際映画祭」のフォトコール、記者会見に、映画「旅と日々」の三宅唱監督、主演のシム・ウンギョンさんと登場した。全体にファーをあしらったノースリーブの黒のドレス姿を披露した。シルバー調のロングイヤリングとリングを着け、真っ赤なリップがエレガントな着こなしのアクセントになっていた。
同作は、最高賞に当たるコンペティション部門の「金豹(ひょう)賞」を受賞した。日本人監督で同賞を受賞したのは、2007年の小林政広監督の「愛の予感」以来、18年ぶり。過去には衣笠貞之助監督の「地獄門」や市川崑監督の「野火」が最高賞を受賞している。
さらに、若い審査員たちが選ぶ作品賞「ヤング審査員賞特別賞」を受賞し、ダブル受賞となった。
河合さんは「びっくりして声が出ました。三宅唱監督、本当におめでとうございます! 皆で映画を作った道のりのすべて、初めて完成を観た瞬間、ずっと心を奪われ続けたこの作品が冠をいただき、心からうれしいです。関わってくれた全ての方と喜びを分かち合いたいです」とコメントした。
受賞作の「旅と日々」は、漫画家・つげ義春さんの「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」が原作。主人公である脚本家が旅先での出会いをきっかけに、ほんの少し歩みを進める姿を描くロードムービー。河合さんのほか、堤真一さん、佐野史郎さんらが出演している。国内では11月7日公開。