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大塚愛:今年デビュー22周年 28歳で出産後、「自分を好きでいてあげようと気持ちをリセット」 「Oggi」で明かす

 歌手の大塚愛さんが、8月28日発売の女性ファッション誌「Oggi(オッジ)」(小学館)10月号の音楽連載「働く私にMusik」に登場する。ナビゲーター役のラジオDJ・サッシャさんが,、今年デビュー22周年を迎え、近年は絵画や書道など幅広い分野で活躍を続ける大塚さんの「生き方のヒント」に迫る。

 2019年から本格的に油絵を描き始め、3年ほど前からは書道も始めたという大塚さん。サッシャさんが油絵の魅力を聞くと、「『なんでこんな絵になっちゃったんだ……』と思っても、上から描き直したら良くなることもあって。音楽の場合はダメだと思ったら全部最初からやり直しますが、油絵は一度壊しても上書きできるからストレス発散になっているのかもしれません」と答える。

 音楽活動では、昨年、自身初の全曲ピアノによるインストゥルメンタルのミニアルバムを発表した。「インストを発表したい気持ちは以前にもあったのですが、途中、結婚・出産があってタイミングを逃してしまって。15年以上経って、コロナ禍のステイホームの最中に、街から人が消えて言葉が聞こえてこなくなったことで、ふとインストの創作意欲が刺激されて、再び向き合おうと思えました。言葉のない世界が自分の中でしっくりきて、居心地が良かったのかも」と語る。

 油絵も言葉がいらない世界。たどり着いたその感覚に大塚さんは、「『本当の自分はこうじゃない』ととがっていた若いころの自分からしたらありえませんが」という。「私は自分のパーツも性格も歌声も何もかも好きじゃないところからスタートしているんです。28歳で出産した後の休養中に街で『大塚愛さんですよね?』と声をかけていただいたのですが、とっさに違いますと返事をしていまったんです」と明かす。

 サッシャさんが「自分のことを否定してしまったの?」と聞くと、「はい……。そこで、この先も自分を認めてあげられないままでいいのかなと悩み抜いて、せめて自分だけは自分を好きでいてあげようと気持ちをリセットしました。そのおかげで音楽活動を再開できたと思っています」と語った。

 自分を認めることで新たな道がひらけたと話す大塚さんは、30代の同誌読者に対して「20代は素材集めの時期で、その素材をどう調理して輝かせるかが30代の腕の見せどころ。それが醍醐味(だいごみ)だし、成功も失敗も、その過程が尊いと思います」とメッセージを贈る。

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