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俳優の阿部寛さんが、9月23日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。今年7月に父を亡くしたと明かした。
3人きょうだいの末っ子だという阿部さんは、実は“甘ったれ”だという。「姉はいろいろと小さい頃から面倒見てくれて、5歳上の兄は、結構厳しかった。父親が何も言わなずに優しい分、兄がいろんなこと教えてくれて、厳しかったですね」と振り返った。
父は、タイヤの直径が3メートル以上ある世界最大級のダンプカーを作るエンジニアだった。「公道は走れない大きさで、採石場とかで使うんですけど、子どもの時はそれがすごくうれしくて。父の仕事が誇りでした」と話した。
今年7月、98歳で亡くなった。父は50代の頃、崖から落ちて両足を複雑骨折しており、そこから散歩を日課にしていたという。「97歳ぐらいまで一緒に散歩に行っていました。散歩を日課にしたのが結果的に良かったのか、(けがの後)50年近く、健康で生きていましたから」と話した。散歩は1時間半ぐらい歩いていたといい、「夏場の暑い時でも『行く?』って言ったら、『行く』ってすぐ返事して。親父との散歩の時間は自分にとってすごくいい時間でした」と語った。
父の最期にも立ち会うことができた。「病院から電話かかってきて『もうすぐだから』って言うんで、朝の4時ぐらいに急いで行って。その時は息があって、目も開いていて、その後に家族が7、8人来て。世間話とかをしている横で、いつの間にか父の息が弱くなってきて、みんなで見取ることができました。一番いい雰囲気の中で親父は逝ったんで、立派だなと思って。誇りに思っています」と話した。