トーク番組「徹子の部屋」に出演する丹羽真理子さん(右)と丹羽貞仁さん=テレビ朝日提供
昭和を代表する名優の一人で、亡くなって40年になる大川橋蔵さんの妻・丹羽真理子さんと次男で俳優の丹羽貞仁さんが、10月31日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。夫妻の出会いをはじめ、橋蔵さんへの思いなどを語った。
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真理子さんは「橋蔵さんがデザインした」という着物姿で登場し、橋蔵さんが主演したテレビ時代劇「銭形平次」の、「888回の最後に着たんです」「源氏物語の絵からデザインしたみたい」と説明した。貞仁さんははかま姿で「はかまは父のお下がり。きょうは母と僕では心もとないので父をぜひ一緒に連れてきたいと思って」と着用した理由を明かした。
真理子さんが橋蔵さんに出会ったのは70年ほど前、京都の南禅寺だった。橋蔵さんはデビュー映画「笛吹若武者」の撮影をしていた。真理子さんは当時17歳の舞妓で1カ月後にお座敷で再会したのだという。当時は撮影が終わると、みんなが打ち上げでお座敷に来ていた。
真理子さんは「(美空)ひばりちゃんの横で、とっても背が高くて、色が白い人、ああ、きれいな人だな」「(お座敷に)入った途端、色が白くて、当時は八重歯があったんです。レモンの香りが(した)」と回顧。1回会った時から「この人と結婚しようと思った」とほほ笑んだ。
「銭形平次」の最終回の後、自宅の前で撮った家族写真がある。橋蔵さんはその年に55歳で亡くなった。存命なら96歳。
貞仁さんは「父は変わらないので、母はいつもずるいと言って怒るんです。自分ばかり年を取って、父はあのままずっと55歳で止まっているので」「ぞっこんですから。母は父のことだけですから。子供のことほったらかしですから」と明かした。
真理子さんは、あの世で会えたら、「本当にいろいろありがとう、今までこうして生きてこられたのは全部あなたにいただいた幸せからよと伝えたいんですけれど、シワだらけで、知らないって言われそう」と笑った。
橋蔵さんが亡くなったとき、15歳だった貞仁さんは現在56歳。
「母は屈託なく、父の自慢話を僕たちに『あんないい男は日本中探してもいない』と今でも言っています。毎日、ごちそうさまという話を食卓で必ずする」とにっこり。役者の道に進み、さまざまな先輩から話を聞き、仕事場にいた時の父親の考えや人付き合いのスタンスなどを感じた。「何よりも偉大で尊敬しています」と語った。
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