11月8日放送の「新美の巨人たち」に出演する八木亜希子さん=テレビ東京提供
フリーアナウンサーの八木亜希子さんが、11月8日放送の「新美の巨人たち」(テレビ東京、土曜午後10時)に出演。同日の放送では、大正・昭和に少女雑誌の挿絵で人気を誇った蕗谷虹児(ふきや・こうじ)さんが70歳の時に描いた日本画「花嫁」の涙の謎に迫る。花嫁はなぜ泣いているのか? 涙に込めた画家の思いを探る。
新潟県新発田市にある蕗谷虹児記念館に収蔵された3000点の中に同作がある。蕗谷さんは童謡「花嫁人形」の作詩で全国に名が知れた人物でもあった。抒情画という画風を生み出し、少女たちの心に寄り添う詩をいくつも発表した。
幼い頃に母を亡くし、絵筆1本で家族を支え、新潟、東京、樺太、パリと波乱の人生を歩んだ画家が、描かずにはいられなかったのが同作だという。晩年に竹久夢二さんとのことを語るインタビューや、手掛けた日本初のカラー短編アニメの貴重な映像を交えて紹介。予告動画では、八木さんが「ちょっと幻想的な」と語る姿などが映し出されている。