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吉谷彩子:話題のCM美女が「おっさんずラブ」出演 “乙女”な吉田鋼太郎が「可愛く見えちゃう」 

 転職サイト「ビズリーチ」のCM美女として知られ、昨年放送されたTBS系の連続ドラマ「陸王」への出演でも話題になった女優の吉谷彩子さんが、28日放送の連続ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分)の第2話にゲスト出演する。男同士の恋愛を描く異色ドラマ。吉田鋼太郎さん演じる“ヒロイン”黒澤武蔵の「乙女心が切ない」と語る吉谷さんに、ドラマの見どころや撮影現場の様子、今後の目標などを聞いた。

 ◇アドリブでシリアスなシーンが様変わり 田中圭からのアドバイスも

 女好きだけどモテない33歳のおっさん主人公・春田創一(田中圭さん)が突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司・黒澤武蔵(吉田さん)と、同居しているイケメンでドSな後輩の牧凌太(林遣都さん)の2人に告白される。

 吉谷さんは、主人公・春田の地元の後輩、棚橋一紀(渋谷謙人さん)の妻・陽菜を演じる。第2話では、陽菜の夫婦が春田の勤める天空不動産で新居探しをする。物件を下見する度に夫婦の意見が衝突し、春田を挟んで激しい夫婦げんかが勃発するシーンもあるという。

 吉谷さんは、撮影現場で田中さんに「この現場は自由だから、やりたいと思ったらやりな」とアドバイスを受け、「けんかするシーンでも、台本にはないんですけど、持っていた紙をぶわーって投げたりとか、本当に好きなようにやらせてもらいました。それに合わせて(田中)圭さんもアドリブで返してくれて、すごく良い経験でしたね。現場でこれだけアドリブで好きなようにやらせてもらえるのってなかなかないので、自分の中でも引き出しが増えたなと思いました。お芝居のアドリブはすごく楽しい」と声を弾ませる。

 実際、けんかのシーンは、台本ではシリアスに描かれていたが、「現場でやっていくうちに面白くなってきた」といい、「真面目にやる面白さが出ていて、それにアドリブで激しさもプラスされたので、面白いシーンになったんじゃないかと思います」とアピールした。

 ドラマへの出演が決まった時は、「まずタイトルがすごい。まさか男同士の恋愛とは思わなかった」と振り返る吉谷さん。ドラマの見どころを聞くと、「おじさん同士の恋愛って結末が見えない。男女の恋愛だと、『きっとこの2人が結ばれるんだろうな』と分かっちゃうけど、このドラマは『え、どうなっちゃうんだろう』って。本当に最後まで目を離せないドラマだと思います。それに加えて、恋愛の“ムズキュン”な感じも止まらなくて、癖になるドラマ。すっごい面白い作品だと思います」と笑顔で語る。

 吉谷さんの応援したいキャラクターは武蔵。「鋼太郎さん、頑張って!と思っちゃう。可愛く見えてしょうがないんです。強面(こわもて)なのに一生懸命で、好きな人に振り向いてほしいという乙女心がちゃんと見えていて、なんとも切ない。大好きです!」と笑顔を見せた。

 ◇子役時代から樹木希林に憧れ 「引き出しの多い女優に」

 吉谷さんは、転職サイト「ビズリーチ」のCM美女として知られ、昨年放送されたTBS系の連続ドラマ「陸王」で「こはぜ屋」縫製課の最年少・仲下美咲を演じたことも話題になった。それ以前は、子役としても活躍してきた。吉谷さんはこれまでを振り返り、「子役からやっていて、自分の中で芸歴だけが先に進んでいっちゃってるな」という思いがあるという。

 「ドラマ、CM、映画だけをやってきたので、経験が少ない。だから、撮影の時の映り方やコメント力を磨いて、あとは度胸試しに舞台をやってみるとか、自分が今までやらなかったことにどんどん挑戦していきたい」

 目標は「幅広く演じられる、引き出しの多い女優さん」。幼いころから憧れているという「樹木希林さんといつか共演したい」と願望を明かした。

 今後は、「がっつりコメディーとかすっごいシリアスな作品に挑戦したい。殺人犯とかちょっと変わった役をやってみたい」という。続けて、「ハリウッドの方に多いんですけど、病気になる役ですごく痩せるとか、逆にすっごく太るとか、一つの役のために集中している過程が魅力的で素晴らしい。そんなふうに集中して思い切り役作りできるような作品に出合えたらいいなと思います。日常生活も含めてがっつりと、力を込めて演じられるものがあったら」と女優としてのこだわりを語った。

 ◇雨の日は絶対に明るい色の傘に ポジティブでいられる理由は?

 そんな吉谷さんの美容の秘訣(ひけつ)は、「ジムに行くこと」。時間があればスポーツジムへ行き、筋トレとランニングで汗を流しているという。運動の効果については「ジムに通う前は、メークの時、ヘアメークさんに、リンパが詰まっているとか体が凝っていると言われていたんですけど、運動するようになってむくまなくなりました」と話す。

 運動後は「体が吸収しやすくなっているから、玄米を食べるようにしています。料理をするのも好きなので、体のことを考えながら料理をしています。運動して、玄米を食べて、あとはたんぱく質をとるのも心掛けて……なんだかアスリートみたいですね」と笑顔でこだわりを明かした。

 2018年の目標は、「ポジティブに生きること」と話す吉谷さん。その目標のため、「これまでは暗めの色の服を着ることが多かったんですけど、最近は水色や黄色などの明るい色の服を着るようにしています。そうすると気分も勝手に明るくなっているような気がするんです」という。

 小物にもこだわり、「雨の日は絶対明るい傘を持つようにしているんです。雨の日はみんな暗い顔をしているけど、自分は明るい色の傘を差して、明るい音楽を聴く。そうすると、ミュージカルの中にいるような気分になって、すごく楽しくなるんです。だから、雨の日が結構好きなんです」と笑顔を見せた。

 最後に、現在26歳の吉谷さんに、10年後の36歳の自分を想像してもらうと、「まだこの仕事を続けていてほしいなという願望はあります。大好きな樹木希林さんのように、年齢を重ねたからこそ魅力的になれるような、年相応のお芝居がちゃんとできる女優さんになれていたらうれしいですね」と目を輝かせた。

 <プロフィル>

 よしたに・あやこ 1991年9月26日生まれ、千葉県出身。1996年にTBSのスペシャルドラマ「最後の家族旅行」でデビューし、子役として活躍。近年は、転職サイト「ビズリーチ」のCMや連続ドラマ「陸王」に出演し、話題を集める。主な出演映画は「ニュータウンの青春」(2012年)、「イニシエーション・ラブ」(15年)など。

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